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2日目 [2]  *** 4月30日(金) ***
■ ハロン湾

ハロン湾入口です。とにかく、人で一杯でした。 バッチャン村から約3時間半。途中でベトナム刺繍を製造&販売しているお土産屋さんで休憩を取りながら(もちろん、ここでは買い物はしていませんよ、笑い)、やっとハロン湾へ到着しました!

乗り場入口は、人、人、人! そして、暑い!

入口の光景を見た瞬間、私は12年前を思い出しました。
入り組んだ船の並び方。風に揺れている色とりどりの旗…でも、もう一方で、私の記憶にあるハロン湾とは違っています。ひっそりとした乗り場、そして小さな船。この相反した記憶は何なのでしょう???

乗り場でざっと見た感じでは、中国人が多かったように思います。その次がフランス人かしら。
不思議と日本人のツアーとは会いませんでした。(どこかにいるとは思うのですが。)

こうやって、いくつかの船を渡って自分たちの船に乗ります。 沢山の船です。
乗り場から船がこのように(写真右)連なっています。自分たちの乗る船に行くためには、他の船の横を通らせてもらい、船の縁をよじ登りながら船から船へと渡っていくのです(写真左)。運動不足で、足がなかなか縁の高さまで上がらなくて苦労しました…

何かこの記憶、覚えがあるのですよね。船から船へ渡って、自分たちの乗る船へ行く… そして、船が出発すると、その横に小さな船が付いてきて、子供たちが横からバナナなどの果物を売ってくるのですよ。その記憶も残っていました。やはりこれも12年前の記憶、今も昔もその姿は変っていなかったのか、とその時は思いました。

ですが、違うようなのです。家へ戻ってから、数少ない当時の写真を見直して見ましたら、船自体が簡単なものでしたし、まだ観光地化は進んでいなかったようで、船乗り場も閑散としていた模様。おかしいなぁ…

――恐らく、なのですが。
この記憶は、当時ハロン湾と同時に行った中国の『桂林の川下り』の記憶のようです。
桂林の観光形態を、そっくりそのままハロン湾は真似されたのかな、と思いました(本当の事は分かりませんが)。今の桂林はどのように変っているのでしょうか…当時は断然、ハロン湾の方が素敵でした。桂林の川は観光客が散らかしたゴミで汚れていて、残念だったのを覚えています。

では、ハロン湾の光景をしばらくお楽しみ下さい。
本当に海の上にいるのだろうかと錯覚してしまう写真ですね。海面が水っぽく見えません。
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この船はしばらくの間、この岩の前に止まっていましたので、この岩にも何かいわれがあるのだと思います。(私達には説明がありませんでした、笑い)
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きっと、この岩にも何かに見立てて名前があったりするのですよね…(これも詳しくは聞きませんでした。)
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海の上で生活をしています
▲ 海の上で生活をする人々の家です 拡大 》
中では4人1組で食事だ出来るテーブルが並んでいて、上に上がると広い景色が楽しめます(運転席にも座らせてもらえます)
▲ このような船に乗っていました 拡大 》
この先も、この先も、海が広がっているのかと思うと、とても不思議な気持ちになりました。本当、海は広いです。
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船は、30人前後用の大きさでした(椅子がそれ位用意されていました)。
動き出してからすぐに食事が用意され、食べ終わると私は上に上がりました。(そのまま席に座っていた人たちは、船の人からベトナム刺繍や怪しげな真珠のネックレスを売りつけられていたそうです、笑い)日差しが非常に強く、頬は真っ赤に…! それでも、広い海を眺めるのは、とても気持ちが良かったです。 同じような写真ばかりを何枚も撮りましたが(笑い)、今、この写真を見ていると、あの時の様子が頭に浮かんできます。あの暑さ、海の匂い、吹いてくる風など…ゆったりとした時間が流れていました。


ワタリガニ。

エビ。カボスを塩にかけたものを付けて食べる。そのままでも十分味が付いている。

イカの唐揚げ(これが美味しい!)
       ★ 昼食 ★
     ハロン海鮮料理

ワタリガニ、エビ、イカ…その後は野菜の炒め物、スープ、おこわ、パイナップルと続きました。全体的に味付けが濃いです。調味料は要らないかもしれません…
海を眺めながら、今回ご一緒させていただくことになった方々とお話をさせていただきました。
ツアーの面々を簡単に分かりやすく表現するとですね。

私の年齢×2 ≒ ツアーの参加者平均年齢

――です。
ちなみに私は決して若くはありません(笑い)ですが、このツアーでは思いっきり若手の存在となったのでした。

今回、旅行に初めてデジカメを持っていったのですが、すごく便利ですね! 撮った写真をその場で確認出来るというのは助かります。特に、他の人のカメラのシャッターを押すときなどほぼ、失敗がありませんから。

デジカメの素晴らしさに浸っていた中、ビデオカメラを持ってきていた御夫人とお話しをました。
私は正直、
「旅にはやっぱり動画ではなく、写真でしょう!」
という考えでした。

この御夫人は、夫婦で主にヨーロッパを周られているそうで、旅行にはいつも旦那さんがカメラ(2種類)、その御夫人はビデオカメラを持たれているそうです。

1つの旅行で大体6〜8本位撮るそうなのですが、旅行から帰ってきたら、そのビデオテープを2時間テープ1本に編集をするそうです。そして音を消して、代わりにバックミュージックとして旅先で買ってきたその土地の音楽を入れる、と。

「そうしてね、夕食の時などに『今日はイタリアにしようかな』って観ながら食事をすると、色々なことを思い出して、とても楽しいのよ」

す・て・き!!! その使い方、すごくいいなぁと思いました。
(旦那さんの撮った写真の画像も、このビデオの最後に並べるそうです。)
私の心の中では、一気にビデオカメラの株が上がりました。いつか私も真似させていただきます。

この御婦人とも旅行中は色々お話させていただきましたので、今後この方が出てきたときは「ビデオ持参の御夫人」と書くことにします。
■ ティユンクン洞

この洞窟のゴミ箱。なぜかペンギンの形で統一されています。 ティユンクン洞入口 十分にハロン湾を満喫出来た頃、ティユンクン洞という鍾乳洞に到着しました。
ハロン湾には鍾乳洞は沢山あるらしいのですが、きちんと整備された(ライトアップなど)大きな鍾乳洞は数えるほどしか無く、このティユンクン洞はその1つだということです。

なので、当然ハロン湾クルーズを楽しんでいる人たちが一同にここへ集まるわけで…

再び、船、船、船…!!!>海上ではお互いが重ならないように、上手く運転されているのですね

鍾乳洞の中へ入ったら、きっと涼しくて気持ちが良いのだろうなぁ… そんな期待を膨らませながら、鍾乳洞入口までの階段を上っていきました。(下の写真左・青い矢印付近が入口)

上るといえば…
どの方も、今回のツアーの目的は『アンコール・ワット』でした。ですので、

「アンコールワットの第三回廊の階段は、こんなもんじゃないのだろうなぁ…」

皆でアンコールワットへの思いを馳せながら、このベトナム・ハロン湾の階段を上ったのでした。アンコールワットのことを考えれば、嫌な階段もたちまち楽しくなってくるから不思議です(笑い)

第三回廊の階段とは…アンコールワットには有名な急勾配な階段があるのです。私もこの階段を上ることは旅行の目的の1つでした。その話はまた後ほど…

この矢印が入口。ここまで上がって行きました。といっても、それ程たいした距離ではないです。 ライトアップされた鍾乳洞。周りは人で一杯でした。

ガイドのタンさん曰く、「ここの鍾乳洞は涼しく  ない  です。」とのこと。

は??? 皆、一瞬耳を疑いました。
暑くないの間違いなんじゃ…鍾乳洞って、普通涼しいし…(そう思いたくなる位、暑かったのです)

実際タンさんの言う通り、もわっとした嫌〜な暑さでした。そして大変多くの人で混みあっていて、暑さは倍増! ツアーの人たちにはぐれそうになるし、もちろんタンさんの説明は聞こえませんし、写真も人ばかりが入ってしまい、撮ることが出来ませんでした。>あまり撮ろうとも思いませんでしたが
今回のツアーの中で、一番混んでいたところでした。

降り場と乗り場は違う場所でしたので、お互いの混雑はありませんでした。 帰りはまた、他の船を渡って、渡って、自分の船に乗り込みました。食事をされている船の横を通るのは、少し申し訳なかったり…

乗り場で、海上中ずっと横でバナナなどを売りに来ていた小さな船を発見! なる程、こういった品物を販売していたのですね。バナナやドラゴンフルーツ、あと蜂蜜もあるみたいです。  左の写真を大きく見る 》

よく見ると、海が汚いですね… でも、ある程度乗り場から離れますと、ここの海は綺麗になります。汚い部分と綺麗な部分に境界線があって、それを船の上から見ることが出来ます。

帰りはあっという間に元の乗り場に到着しました(笑い)乗り場からティユンクン洞って、実は近かったのだと気が付いたのでした。(それまでは、かなり遠くにあるのだと思っていました。)
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