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2日目 [3] *** 4月30日(金) *** |
今日4月30日はベトナム解放30周年ということで、地方の人たちが首都ハノイへ集まって来るのだそうです。昼間バスを乗っていても、あちこちでベトナムの赤地に星の国旗を見ました。
夜になっても人が一向に減らず、ますますバイクの数が増えてきたのはそのせいなのでしょうか? (私にはそうとは思えませんでしたが、笑い) 夕食を済ませると、21:15から『水上人形劇』です。 何も夜の9時から観に行かなくても…という気持ちはこの際、置いておきましょう。>皆、結構疲れていたのですけれどね その「解放30周年」のパレードの影響で、一部の道が歩行者専用になっていて、私達は水上人形劇場まで少し歩かなければなりませんでした。道を歩く…普通ならどうということは無いのですが、大変だったのです。 ―― そう。 バイクです! バイク VS 歩行者の戦いです! なぜか水上人形劇場までの道に信号機がなかったので、「轢けるものなら轢いてみなさいよ!」位の勢い(半分ケンカ腰)でバイクの大群に私達は挑みました。 全然、歩行者に道を譲ってくれないのです。皆、何をそんなに急いでいるのでしょうね(ため息) バイクに乗っている人たちは、カップル、家族、親子、など色々。年齢にも幅がありました。 もう1つ、面白いなと思ったのは。 食べ物屋での風景です。このお店、細かいおつりがなかったのようなのです。そうしたら、足りない分はタバコ2本で返していました(笑い) それでお互い済んでしまうのですから、面白いですね。 |
■ 水上人形劇 やっと着いたー! ということで、水上人形劇鑑賞です。 さすが、日本のツアーです。開演間際に到着したにも関わらず、2列目中央の良く見える席が確保されていました。 周りを見渡すと…日本の他のツアーも(クラブツーリズムさんとか)2社は確認出来ました。 私たちよりも後から入ってきた人たちには、折りたたみ椅子を次々と出していました。隙間がある限り、何人でも入れてしまえ! みたいな劇場の勢いが良かったです。 地元のベトナムの方はいませんでした。観光客用のお店なのでしょうね。いえ、普段からも見ていないのかもしれません。(そこら辺の説明は一切ありませんでした、笑い) 水上人形劇とは、11世紀から行われているベトナムの伝統的な人形劇です。 アメリカ、フランス、中国、日本、イタリア…などでも文化交流として上演されているのだそうです。 舞台中央に、金魚すくいを大きくしたような水槽(例えが悪くて申し訳ありません)があって(下の写真・左)、その左には民族楽器を演奏し、セリフを言い、歌も歌われる方たちが10人位います。 演奏が始まり、水の上に人形が出てきて17種類の劇が演じられ、人形同士で肩車をしたり、人形が魚を釣ったり、煙なども使って、かなり細かい動きを見ることが出来ました。 この水の上に現れる人形たちは、後ろで竹で操っているそうです。最後にその裏方さんたちが舞台に現われて『本日は終り』となるのですが。 率直な感想を言いますと ―― 観客置いてきぼり度 : 100%な舞台 でしたね(笑い)>人形はとても可愛かったです。その意味では100点ですが。 うーん。左側の方で演じられている方たちは、ものすごく盛り上がっているのですが、何で盛り上がっているのかがさっぱり分からなくて… この世界に置いて行かれている様な、孤独になってしまった様な気分に時々襲われました。 お土産に扇子と劇の演奏が収録されているCDをいただきました。 CD…とても良いお土産になりました。このCDを聞いていると、この時の光景が頭の中に甦ります。そして再びあの「置いてきぼり感」を思い出して、フッと一人で笑ってしまうのです… ビデオ持参の御婦人が今回の旅をまとめられたビデオテープのバックミュージックには、果たしてこの曲が使われているのでしょうか?! ―― 帰りもまたバイクとの戦いを経て(笑い)、無事ホテルへ到着したのでした。 |
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