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Symphonieorchester Daniel Harding | Christian Gerhaher Gastkonzert |
【 Sonntag, 04. Marz 2012, Hongkong, Culture Centre 】 Dirigent: Daniel Harding Christian Gerhaher, Bariton Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks ■ Gustav Mahler : ”Des Knaben Wunderhorn””Wer hat dies Liedlein erdacht?””Rheinlegendchen” 5 Lieder nach Gedichten von Friedrich Ruckert ■ Anton Bruckner : Symphonie Nr.5 B-Dur |
今日で私たちのアジアツアーも最終日。あっという間の、でも とても充実した3日間でした。 この日は昼間に嬉しいことが色々あり、「あとはバイエルン放送交響楽団のブルックナーを聴いて帰れば悔い無し! 一緒に旅を続けてくれた友人 ありがとう。楽しかったね!」な状態でした。 19:00頃は少し雨が降りそうな状況で、終演後には小雨がパラついていたお天気でした。 この香港2公演のチケットを友人が取ってくれ 自宅へ送ってくれた際にドリンク券が一緒に入っていたのですが、このドリンク券、2日分あったことをこの日に気づきました! >2枚がつながっていた! 昨日はすごくお腹が一杯だったのでチケットを使いませんでした。 ということで、開場前にロビーでコーヒーを。 昨日と違って、どこもロープが貼ってあり 2階まで上がらせてくれないのですよね。 で、昨日には無かったデザインのハーディングさんのお写真の看板があったのでよく見てみると 「VIP Reception at Level4」 と書いてありました。 Level4の意味は分かりませんが、VIPの方のレセプションを今されているようでした。 いいなぁ。やはりブルックナーを演奏されていたのでしょうか。 本日のお席は2階席。こちらも眺めが良いお席だったなぁ v この公演が終わったら、そのままタクシーで九龍駅、そしてエアポートエクスプレスで空港まで行き、1:00の飛行機で日本に帰る日程でした。なので、機内持ち込み用のバッグ(そのまま持っていく会社へのお土産などが入っている)も会場へ持ち込み、手荷物がいつもより少し多かったのです。 通路側の席だったので、演奏中は通路に荷物を置かせてもらおう♪ と思っていたのですが、恐ろしいことに香港のこのホール、通路部分はつき当りに壁がありませんでした…(3本程の横パイプ) 前後の間隔が狭い割に段差はかなりあるホールなので、座っている際の見晴らしはいいのですが、とにかく通路が怖い! お年寄りなどが階段の上り下りをするのは結構大変そう。通路に荷物を置くものなら、何かの拍子に荷物が転げ落ち そのまま1階席に行ってしまう可能性大でした(汗) 怖い… 高所恐怖症の人は、2階席はダメだと思いました。 そして友人曰く「なぜか入口に身長制限の掲示みたいなものがあったのだけれど…このためだったのかな」とのことで、確かに小さい子には2階席は危険すぎると思いました。 何でこんな造りのホールを作ったのでしょうねぇ(多目的では無く、コンサートホールですよ)。音も悪くて。外観は素敵なのに。それに比べ深センのホールは良かったなぁ。 そして、今日もコンサートホールは寒かったです(涙) 後半は昨日同様、もっと寒くなるのだろう… 大丈夫かな、耐えられるかな、私。>風邪の進行具合は順調でした。 さて、拍手の中、バイエルン放送交響楽団の皆様が登場されました! 昨日お話されていた通り、コンサートマスターはバラホフスキーさんでした!>幸せ v 秋の来日までこのお姿を目にすることは出来ないのだから、一生懸命目に焼き付けておかなくちゃ! と思いました。今日のバラさんのフォームも、それはもう美しかったです(笑) 続いてバリトンのクリスティアン・ゲルハーエルさんと指揮者のハーディングさんが登場! 私にとって、初ゲルハーエルさんです。 ゲルハーエルさんの歌声が大好きな友人がいるので楽しみにしておりました。 管のセクションを眺めますと、本日はラモン・オルテガくん(という格好可愛いオーボエくん)がいました! 今回、初めてお姿を見ました。 あと、ピアノとオルガン(?)を両方弾いた男性がいたのですが、この方は以前BR KLASSIKのセバスチャンとのインタビューで見たことがある! なんて色々な方のお顔を見てしまいました。>最後ですし! マーラーの歌曲は予習をして行かなかったので 詳しい部分までは覚えていないのですが、オルテガくんの美しいソロが聴け、コンマスのバラさんのソロパートも少しあり、さらにオルテガくんとバラさんとゲルハーエルさんで展開する部分もあったりと、非常に嬉しい構成でした(ゲルハーエルさんの美声がメインでは無い、ある意味贅沢な私)。 歌曲については私はよく分からないのですが、恐らくここは拍手のタイミングではないだろうなぁ…という所でパラパラと拍手が入ったりして、昨日とは違って本日の客層は今ひとつでした(それが後半につながるとは!)。 後半はブルックナーの5番。 あ、チェロパートにウルフさんがいらっしゃいました!>友人の親友の方ですv 最後の最後でお姿が拝見出来て、良かったです。ウルフさんもすごい熱演でした! この日のためにハイティングさんとBRのラジオ録音(CDにもなっています)を聴いて頭の中に入れていました。ブルックナーはバラホフスキーさんがコンサートマスターだと信じておりましたので(私のオタクな計算による)、それはもう楽しみにしておりました。 最初の、ダーーーーーーーン、ダ、ダ、ダーーーーン、 ダダダダーーーン! ダダダダーン! という所からして、格好良い曲ですよね〜!!! 金管がすごい。 ここから約80分間のBRとハーディングさんと私たち客席との、長い、長い、旅が始まります。 この曲は、チェロとコントラバスのピチカートで始めるのだと言うことを、今回初めて知りました(私のPCではその繊細な音が聴こえませんでした。何でなかなか始まらないのかな…と思った位)。 …が、ですよ! この音色から80分間の旅が始まるという、ホールの誰もが緊張している瞬間に、ですよ! チャラチャラ携帯が鳴ったのですよね〜 >演奏が始まるや否や。 言葉は悪いですが、ふざけるなっ!って感じです。こちらの人たちはiPhoneばっかりいじっているからこういう事になるんじゃないの?!>と、iPhoneに八つ当たり。 このタイミングが不幸中の幸いだったと言うべきか、ハーディングさんも一度指揮を止めました。 …ですよね。 この出だしで80分間演奏する気にはなれないと思いますし、聴いているこちらも耐えられない! その後も、懲りずにどこかで着信音が鳴ったり(あの時、全員自分の携帯を確認しなさいよっ!)、非常に遠慮のないくしゃみをするおじさんがいたりと(さすがの日本でもここまで大きなくしゃみをする人に出会ったことはありません、私)この日は客席のマナーの悪さに私は怒り沸騰しておりました。 ブルックナーの5番ですよ! これだけの大曲を演奏して下さるのに、何で演奏者に敬意を払わないのかしら。集中力が大事だと思うのに。 気を取り直してやり直しのブルックナーです。 ブルックナーについては「ここの部分が…」と語るほど聴き込んでいないので、詳しくは語れないのですが、とにかくこの長時間、こちらの集中力も途切れることなくBRの皆さんと一緒に共有することが出来た喜び…とでもいいましょうか。 1秒1秒、全ての瞬間が幸せでした。格好いい! と思いっぱなしでした。 弦と管が1つにまとまる瞬間が何度もあるのですが、やはりこのオーケストラは素晴らしいとその都度感じました。>その時のバラさん、格好いいですしね(笑) 音に嫌な感じが全くありませんし、このような演奏はなかなか出会えません! 最後の最後は、私たちの旅がここで終わってしまうので少し寂しかったですが、でもこの3日間、素敵な思い出をありがとうございました、という気持ちの方が強かったです。大満足でした♪ ホールを出ると、1階のロビーでどなたかのスピーチが行われておりました。香港芸術節関連の偉い方のようでした。 皆さん ワインなどを持って、先程のコンサートよりもこちらのスピーチの方が真剣に聴かれているようで、ちょっと変な気持ちになりました。>なかなかエスカレーターが降りれないし! この後、順調に日本に帰ることが出来、そのまま会社へ行きました。 楽しいアジアツアーを友人と共にすることが出来て、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。 次のBRSOは今年の秋! 今度は彼らが日本に来て下さいます。ベートーヴェン チクルスです!!! 愛しのヤンソンスさんです! きっと…いや絶対、バラさんも来て下さいます(笑) 私は今から秋が楽しみで仕方がありません。 チケットブースの看板にて(右側の写真)。オレンジのシールが完売の印のようです。 1日目(3/3)の公演は完売(バラさんさすが!>違うか)、2日目(3/4)の公演はS席のみが残っているようです。ブルックナーだからかな。 2012年3月17日 記 |
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