戻る

Symphonieorchester
Daniel Harding | Christian Tetzlaff
Gastkonzert
【 Freitag, 02. Marz 2012, Shenzhen, Concert Hall 】
Dirigent: Daniel Harding   Violine:Christian Tetzlaff
Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks


■ Ludwig van Beethoven : Ouverture zu "Egmont", op. 84
■ Johannes Brahms : Konzert fur Violine und Orchester D-Dur, op. 77
■ Franz Schubert : Symphonie C-Dur "Grose", D 944

アンコール:
□ バッハ:無伴奏 ソナタ第3番 ラルゴ >ではないかも。 vn:クリスティアン・テツラフ氏のソロによる
□ エルガー:エニグマ変奏曲より ニムロッド
あれは昨年の8月頃のこと。
2012年の2〜3月頃にバイエルン放送交響楽団のアジアツアーがあるという話は以前より聞いておりましたので、色々検索していると3月8日(木)の上海公演の情報が見つかりました。

上海!!!

ここで私は一気に 『アジアツアーに行くぞスイッチ』 が入ってしまい、昨年一緒にミュンヘンへ行った友人にメールを打っておりました。
・・・本当は私たち、上海公演に行くつもりだったのです。

その後、ミュンヘン行きがきっかけでお知り合いになったバイエルン放送響の熱烈ファンの方(というか、もうすでにBRのスタッフ化している通通な方)から 「3月3日は香港でバラホフスキーがブラームスのドッペルやるよ!」 との連絡をいただき、再度友人と相談の上、1週間前倒しの香港公演でのアジアツアー参加となりました。

前情報によりますと、3月2日のこの公演は当初中国でも違う場所で行われる予定でした(私たちはそちらに行くつもりで情報を探していました)。ですが、日程が近づくにつれ深セン公演に変更になったようです。>場所がどこに変更になろうが日本を出発するからには行きますよ!

アジアツアーのプログラムを聞きますと

◆ 3月2日 深センコンサートホール
  ベートーヴェン:エグモント序曲
  ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 vnクリスティアン・テツラフ
  シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」

◆ 3月3日 香港コンサートホール
  ベートーヴェン:エグモント序曲
  ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
         vn アントン・バラホフスキー vc マクシミリアン・ホルヌング
  シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」

◆ 3月4日 香港コンサートホール
  マーラー:子供の不思議な角笛 Br クリスティアン・ゲルハーエル
  マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌曲 Br クリスティアン・ゲルハーエル
  ブルックナー:交響曲第5番

おおっ! 私たちは3日間で、アジアツアーの全プログラムが聴けるではないですかっ!!!
(しかも大好きなグレートが2回も!)
この深セン・香港公演参加の選択は とてもラッキーなこととなりました。

オーケストラ追っかけ旅行で重要なアイテムと言いますと、1つ目が飛行機のチケット、2つ目がホテルの予約、そして最後の3つ目がコンサートのチケットだと思うのですが、その99%を友人が手配して下さいました(すいません、いつも他力本願な私であります。友人あってのこの旅です。大感謝です)!

ですが、深センのこの公演のチケットだけはなかなか取れず。。。

チケットが取れないと言うよりも、「3月2日にコンサートがある」という情報すらWebのどこを検索しても見つかりませんでした。本家本元の深セン音楽庁のサイトを見ても全く情報が無くて(このホールで行われることだけは情報を得ていましたが)。まさかクローズド? まさか???と思う位に。

何と 謎に包まれた国であるよ・・・

状況が再び動き始めたのは、公演1ヶ月前の2月1日。
急に深セン音楽庁のサイトに情報が載り、Webでの座席選択可能なチケット販売が始まりました。

出たーーー!!! >でも1ヶ月前ですよ。本当にチケットは売れるのかな?!

ただ気になったのが、中国語のサイトからはチケット購入画面のリンクがあるのですが、英語のサイトからはリンクが無いこと。これって海外からの購入は出来ないってこと?!
英語も中国語もさっぱり分からん!

・・・ということで、上海在住の仕入先の方のお力を借りることにしました(日本からの購入方法を調べてもらう)。今の会社の総務をやっていて良かったと初めて思いました(爆)

仕事中に繰り広げたチャットで最終的に分かったことは、チケットそのものは購入後にパスワードが発行されるので窓口で引き換えが出来るけれども、クレジットカード決済が使えないとの事。中国特有の中国銀行のWeb決済なんちゃらというのがあるようです。
つまり、中国銀行の口座を持っていない人は購入出来ないのですよね・・・

「どうせチケットは余るだろうから、現地で当日券を購入してもいいよね!」という最終手段もあったのですが、お言葉に甘えて取引先の方に購入していただきました。

そうなるとお席は選びたい放題です。
どのようなホールなのかも分かりませんし(音響と言うよりも席と席との間隔・高さなど)、どのような客層の方が集まるのかも分かりませんでしたので(前の席の人の座高が高かったりうるさかったりしたら最悪!)、とにかく邪魔をされずにBRの世界を楽しみたい! と、1列目の恐らくソリストのテツラフさんが目の前に来るであろう席を取っていただきました(爆)>やった!

以下、オタクな計算になるのですが、3日の香港で1曲目・3曲目が深セン公演と同じプログラムの中バラホフスキーさんがソリストをされるということは、恐らくこの公演のコンサートマスターさんは違う方になるだろう、なのでコンマスさんの席のアレコレについては考えない。次に友人が楽しみにしているチェロのセバスチャン氏の席は第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ・・・と並ぶだろうから 指揮者のハーディングさんと指揮台に邪魔されないように中央より少し左側にずらした席の方が良く見えるだろう・・・の考察による結果の席です。

実際最初に売れていたのは2列目の私たちの後ろ位の席で(最初システムが固まっていたり、Webに色々問題があって、上海の方とやり取りをしている間に売れていました)、1列目は最後の方まで売れ残っていたので、こちらのコンサートホールってどんな感じなのかな?(舞台がすごく高いとか?)と気になっておりました。

何やかんやで2月28日頃には全席(1680席)完売の様子。…本当なの?! 1ヶ月で???

そういった疑問も、当日現地で確認しようと思っておりました。

チケットを手配して下さった上海の方にも「いっぱい楽しんで来て下さい!」のお声をいただき、もはや自分個人の楽しみだけでは無くなった 期待のコンサート。

この日は香港から深センへ移動をし、コンサートホールは「少年宮」という駅にあるのですが、その2つ先の「会展中心駅」(私たちの宿泊先)から約1時間少しかけて歩いて行った(注:友人の日記によると実際は30分ほどだったようです)にもかかわらず、疲れること無くハイテンションのまま深センコンサートホールに到着!>すごいよ、私たち!

19:30開場、20:00開演だったのですが、到着した際、光に包まれたそのホールを見て とても嬉しくなりました。入口のポスターには「Sold Out Thanks」の赤いシールが貼られていました。

本当に1ヶ月で完売したのか… 中国四千年の歴史、恐るべし。

チケットを購入して下さった上海の方にも感謝、多謝。当日券目当てで深セン入りをしていたら、入れませんでした。

次に気になる客層ですが、老若男女、様々な方がいらっしゃいました。ピアノの発表会のような可愛い服を着てきた女の子から、綺麗に着飾った女性、日本でもよくいるような学生さんの男性ペアとか(クラシックファンか音大生と見た!)。おじいちゃんとお孫さん(女の子)のほのぼのした組み合わせ、ウンチク好きそうなおじさん同士の組み合わせ…色々です。

そして日本と違って音楽(クラシック)を楽しむということに垣根がないのだなぁと、私たち以上にある意味音楽を身近に感じている深センという街の光景を体で受け止めてきました。地域の催し物に当たり前のように参加している、そんな空気が会場にはありました。

で、開演時間が近づくにつれてびっくりしたのが、今度は4人組のファミリーが私の前を通り過ぎたのですが、何と子ども2人がジャージを着てる!

上下がジャージ(というか体操服というか)ですよ。赤とか緑で脇に白い線が2本入っている、アレです。テツ and トモです。さすが中国です。

周りを見渡すとジャージ率はそれなりにありまして(このファミリーだけでは無かった)、中国ではジャージが制服という地域もあるのかな、と思いました。ジャージも正装の1つなのかもしれません。

日本と違うなぁと思った点はジャージだけでなく、iPhone率、とでも言ったらいいでしょうか。とにかく皆が時間があればiPhoneをチラチラいじっている! はっきり言って目触りでした。

今はいいけどコンサートが始まったら電源はしっかり切ってよねっ!>カメラ・録音禁止のアナウンスはあっても、携帯の電源を切ってくれ的なアナウンスはまだ無い中国。

と思ったら案の定、私の隣のおばさんたちはiPhoneで舞台上の写真を撮る(これは係りの人に注意を受けていました)、さらにしっかり録音までしていました。生演奏を楽しむと言うよりも録音のことが気になっていたようで(ずっとiPhoneを気にしていました←それが気になる私も私ですが、苦笑)、この人たちは海賊版を出す業者の人なのではないかと思った位です。
この行為にはBRのファンの、というかクラシックファンの1人として本当に頭に来ましたので、最初に書かせていただきます。

ホールの係りの方が常にあちこちの客席に注意に行っていたように感じましたので、写真などは皆撮っていたのでしょうね。>私たちはコンサートホールに入るとすぐに注意されました(苦笑)撮るつもり無いのに!

…ということで、やっとコンサートの感想にたどり着きました(笑)
前置きが長かったですね。初日の深セン公演では書きたいことが沢山あります。

深セン音楽庁は、舞台と客席との間がとても近いホールでした。舞台の高さは違いますが、ミューザ川崎のような感じでしょうか。
ですので、私たちのすぐ目の前に彼らがいて、演奏しているのです!>きゃっv

拍手と共に、バイエルン放送交響楽団の皆様が舞台に登場!

わーーーい! 昨年のミュンヘンのガスタイクホール以来の彼らの演奏です!

セバスチャンがいる! 私たちがおじいちゃんチェロと勝手に呼んでいるヘルムートさんもいる!
>本日はヘルムートさんが首席チェロ

…えっ。 バラホフスキーさんだ!!!

全然期待していなかったのですが、諦めていたのですが、本日のコンサートマスターはアントン・バラホフスキーさんでした! ひゃ〜っ、目の前にバラさん! 嬉しすぎる。BRのバラさんは素敵ですv
私のテンションはさらに上がります(笑、目的は演奏じゃないのかって)

いやー、もう バイエルン放送交響楽団の皆様は格好良いのですよ。バラさんやセバだけでなく、皆が全員格好良い。登場シーンから絵になるし。これから3日間彼らの演奏が聴けると思うと、このすでに目の前に彼らがいる、これから演奏が始まると言う状況でも、ワクワクドキドキが止まりませんでした。

そして指揮者のハーディングさんが登場。
私はハーディングさんの指揮は初めてです。そして、ヤンソンスさん以外の指揮者でのバイエルン放送交響楽団の演奏を聴くのも初めてでした。
ですので、ハーディングさんといつものヤンソンスさんの来日公演とはオーケストラの配置が違ったのです。ハーディングさんは対向配置でした。
1st ヴァイオリンの隣はチェロだった…!!!>誤算。でも大丈夫、セバはばっちり見えます!
最初、オーケストラの配置を見た時に 席から滑り落ちそうになりました(爆)

1曲目、ベートーヴェンのエグモント序曲。
最初の弦のジャーーン、ジャーーン、ジャ、ジャーーン ジャーーー というのが格好良いのです〜v

私の目線は、バラホフスキーさんを基本的にはガン見して、時々セバスチャン、ヘルムートさん、第2ヴァイオリンのリーさん(なぜか昨年のガスタイク公演から気になっている方です♪)、ヴィオラの元ベルリンフィルの人(名前分かりません>ヘルマンさんとおっしゃるそうです。とても大きな方です!)…と彷徨う感じです(笑) オーボエは格好かわいいオルテガくんでは無かったです。でも素晴らしい音色の方でした(有名な方らしいです>シリーさんとおっしゃるそうです)!

久しぶりのBRSOの世界を堪能した後は、クリスティアン・テツラフさんのブラームス vn 協奏曲。

眼鏡を掛けていないテツラフさんが黒いスーツ(確か)で登場!

・・・最近のテツラフさん、眼鏡を掛けていらっしゃいません(個人的には眼鏡ありの方が好み)。でも眼鏡を掛けていたらバラさんとかぶっちゃいますからね!>何が?!

テツラフさんの演奏を生で聴いたことがある方でしたらこの光景は分かっていただけるかと思うのですが、正直申し上げて、これはオーケストラがBRSOでなくても良かったと思います(爆)

確かに私はBRSOを追いかけて深センまで来ましたけれども・・・

全然OK!!!

クリスティアン・テツラフ 300% なブラームスで文句あるか! デス。

>無いです。その意見に賛同します、私。

以前 ハンブルク響だったと思うのですが、テツラフさんのブラームスのvn協を聴いた際、思わず言葉を失った経験があります。
もう、ブラームスと言うよりもテッちゃんのvn協奏曲って感じ。全然違う曲なんです(笑) でも、それがテツラフさんらしくて私は大好きです。

第一楽章がまだ前半なのに、黒い服の上にお顔の汗が流れ落ちてきて。テッちゃん、熱いのです!
それとは対照的に演奏お休み中の時のバラさんは目が据わっていたような(爆)>ボクの考えとはちょっと違うブラームスなんだよね、みたいな。

この深セン音楽庁の舞台の壁には横長な電子掲示板がありまして、そこに「第1楽章 Allegro non troppo」みたいに表示されるのです。そういえば、開演前のお客様への注意の際も電子掲示板のボードを係りの人が持って前から後ろに歩いていました。電子な街なんだな、深セン。

で、第一楽章が終わりに近づくにつれてその掲示板が「この楽章が終っても拍手はしないで下さい」みたいな表示になったのです。すごいな、って私は思ったのですが。

第一楽章が終ると大きな拍手〜〜〜!!!

掲示板の役割、全然無いじゃん!>気持ち分かるけど。
(効果が無いなら舞台上から余計なものは取り外してもらいたい。。。)

日本でも深センでも何ら変わることなくブレずに演奏されるテツラフさん(演奏家の皆様は基本的にそうなのでしょうが)をこんなに近くで見られて、聴けてで大満足なブラームス…いや、テッちゃんでした。そして、目の前に繰り広げられるバラさん・テッちゃん・セバスチャンのトライアングル(勝手に舞台上に三角形を描く私)の空間は幸せすぎました♪ >その中心に自分が立ちたかった(笑)
ありがとう、深セン。

休憩時間に外に出ますと、そこには大量に本日のパンフレットが!

今日の公演は完売のはずなのに、何でこんなにパンフが余っているの〜っ!!!
相当余剰に印刷したようです。私もお土産に少し余分に持って帰ってきましたが、それにも限界があります(紙は重いし)。中国って・・・中国って・・・(汗) たくさん、とか大きい、とかが大好きなのかな?
>これは私の偏見なのか?

後半は楽しみにしていたシューベルトのグレート!

今でも私の目に焼きついているあの光景を(バラさんを中心としたあの光景を、笑)、DVDにしてお配りしたい位です。

最初からもう管と弦との会話が素晴らしく、演奏するBRも素晴らしいですが、この曲を作ったシューベルトは本当に素晴らしい! と、まずシューベルトにお礼が言いたくなりました。そして第1楽章の終わりにやはり拍手がパラパラと起こったのですが、近くの方が「シッ!」みたいな感じで拍手を止めていました(笑) ですので、それ以降の楽章間の拍手は起こりませんでした。

第2楽章では音をピタッと止める箇所があるのですが、ハーディングさんはその無音を長めに取られていました。

そこで私はつい思ってしまったのですよね。

・・・これがヤンソンスさんだったらな、と。

ハーディングさんのファンの方がもしいらしたら申し訳ありません。これはあくまでもヤンソンスファンの私個人の素人感想と言うことでお許しいただければと思います。

何度も書いてしまいますが、今回ヤンソンスさん以外の指揮者の方とのバイエルン放送交響楽団の演奏を初めて聴いたのですが、ハーディングさんはオーケストラに完全に負けておりました。負けていると言うか、存在感が無い・・・ よって私の記憶の中にハーディングさんの指揮のお姿が無い・・・

これが新日本フィルさんとの演奏だったら、それはもうハーディングさんは光り輝いていらっしゃるのだと思います。だからこそ、あれだけの人気があるお方なのだと思います。でも、バイエルン放送交響楽団とは(私目線では)相性はどうなのかな、と。

ですから、いくら長い間音を止めていたとしてもそこには効果が無く。
単に音が止まっているだけでしかなかったのです。
悪く言えば、「狙っているんじゃないの?」とさえ思ってしまいそうな位。
>本当、ハーディングさん 言いたい放題で申し訳ありません。

これがヤンソンスさんでしたら、この瞬間がオーケストラと指揮者(ヤンソンスさん)と観客との呼吸を再度結びつけるきっかけとなり、また次の音から新しい感動を生み出すためのスパイスになるのです。ヤンソンスさんの無音には大きな意味がある。

ヤンソンスさんとハーディングさんとでは何が違うのかなぁ・・・
そして、ヤンソンスさんはやっぱり素晴らしい指揮者だなぁ >大好き! と感じたのでした。

大好きな大好きな第4楽章の話に移ります。

先程も書いた通り、とにかく管と弦との会話が素晴らしい!

…ジャン!

となってからホルンのポーポーポーに続き、クラリネットの主旋律〜チェロとコントラバスはピチカート、ヴァイオリンとヴィオラは チャッチャカチャ、チャッチャカチャ、と伴奏をし、その後クラリネットからオーボエへ主旋律が移り、チェロとコントラバスもピチカートから弓を使うようになる部分があるかと思うのですが。
>楽譜読めないのでどう表現して良いのか分からないのですが。

ここからの流れが私、大好きなのです!
いえ、今回のBRの演奏を目の当たりにして大好きになりました!>音楽的にも見た目的にも。

ヘルムートさんとセバスチャンを始めとするチェロ・コントラバス軍団は格好いいし、ヴァイオリンのバラさんとその後ろにいるフロリアンさん(私が勝手にスーパーマリオのルイージと呼んでいる人)もすごく、すごく格好良い!!! チャッチャカチャ、チャッチャカチャ、って。
1つ1つの動作が熱い。先程のテッちゃんみたいに(爆) 曲もお洒落な感じでいいですよね〜v

バラホフスキーさんは演奏される姿勢がとても美しくて、そこも私がバラさんを好きな理由の1つなのですが、いやー、第4楽章は特に美しかった!
そして 今回は近くにいらっしゃるので、バラホフスキーさんの茶色い髪のカール具合もたっぷり眼に焼き付けてきました(笑) 癒されました。

それでバラさん、第4楽章では2回も弓が切れたのです!>きゃっv
1回目は第4楽章が始まるとすぐに。切れた弓を処理する姿も格好良いのだなー。
バラホフスキーさんは決して弓をバシバシ切るような弾き方をされる方ではありません。それなのに2回も、というのはどれだけ力の入った演奏だったか…と。

その後、ベートーヴェンの歓喜の歌に似ている〜と言われているオーボエ部分を経て、今度は金管と弦とのやりとりになると思うのですが。

チャ、チャ、チャ、チャ  チャチャ チャーチャチャー

その時のヴァイオリン軍団(というかバラさん)が、また格好いい〜vvv>こればっかり。
少し音を上げて輪唱みたいになる辺り。…この表現で何を言っているか伝わりますでしょうか。

永遠にリピートして、終わらないで欲しかったです。。。至福のひと時でした。

アンコールはエニグマ変奏曲より ニムロッド。

東日本大震災のチャリティーコンサート(?マーラー5番の)の際もハーディングさんはニムロッドをアンコールで弾いたと聴きましたので、ハーディングさんはこの曲がお好きなのかな、と思いました。
BRSOのニムロッドは、それはもう心に染みました(涙)
初日からこんな終わり方だなんて寂しすぎました(私にはティル・オイレンシュピーゲルあたりが丁度良いです、笑)。最後の最後(3日目)で聴きたかったです。

セバスチャンとバラホフスキーさんが舞台にいて良かったね!>結局そこなのか! BR最高だね! と私と友人は大興奮の中、コンサートホールを出ました。
本当に素敵な(私たちの)アジアツアーの幕開けとなりました。
…その後、地下鉄の入口はどこなのだろう…ということになるのですが(笑、歩いてきたので駅が分からない私たち)


深センコンサートホール

深セン音楽ホール。音響設計はサントリーホールやミューザ川崎ホールを手掛けた永田音響設計、建築設計はKAJIMOTOのARK NOVAプロジェクト(?)で私も名前を聞いた、磯崎新アトリエが手掛けたそうです(こちら)。日本人ってすごいなぁ。
BRの方たちも気持ち良く演奏をすることが出来たのではないでしょうか♪
>BRの人が何でか「TOYOTAが造った」って言っていましたが… トヨタって代表者の豊田泰久氏のこと?え、呼び捨て?

Sold Out です!すごい!  1ヶ月前に販売したにも関わらず、全部×です。

右がコンサートホールのWebチケット購入サイトでの販売状況(2/28時点。全部×…つまり完売)。
半信半疑で会場に行きましたが、本当にSold Outでした! びっくりです。すごい!

コンサートホール入口 この大きな看板がいいですね!

ホール入口。ホールの雰囲気が、いい感じ! 大きなハーディングさんとテツラフさんがお客様を迎えてくれます。深センではCD販売というのが無かったのですよねー。喫茶室も開演前はClose、中休みに飲み物のみ(食べ物は無し)やっていました。狭い場所なのに食券制という…>地元の人でもこのシステムを理解していない人多し。

2012年3月14日 記

▲上へ
本嫌いさんの読書感想文〜カラマーゾフの兄弟はいつも貸出中?!
YUKIKOGUMA   All Rights Reserved