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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 3日目
熱狂の日 音楽祭2009 「バッハとヨーロッパ Bach is Back!」
2009年5月5日(火) at 東京国際フォーラム
【315】 ホールA
シャルロット・ミュラー=ペリエ(ソプラノ) ヴァレリー・ボナール(アルト)
ダニエル・ヨハンセン(テノール) ファブリス・エヨーズ(バリトン)
クリスティアン・イムラー(バリトン) ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

■ J.S.バッハ:マタイ受難曲BWV244
熱狂の日最終日は残念ながら夕方から雨が降ってしまいました。
本日ラストの公演は1つだけ。昨日のピリスさんの公演の衝撃が泣きそうな位に心に来ているので、丁度良かったです。
前年に比べて今年はあまり聴かなかったような気もしますが、でも前夜祭にも行きましたし、十分楽しんだつもりです♪ (屋台村で一度も食事をしなかったのが心残りかも…)

マタイ受難曲はきちんと予習をしてから聴こう、と思いつつ何もせずに会場に足を運んでしまいました。しかも時間ギリギリに行きましたのでピンクのパンフレットも取り忘れて(汗)
前半は何を表現しているのか全く分かりませんでいた。ですが、合唱もソリストさんたちもとても声が響いていました。もしかしたらマイクを通している?と思った位です。
(私の嫌いな)ホールAの2階席だったのですが、1階席よりも2階席の方が視界も音もいいかもしれません。今年から左右にスクリーンが設置されましたので、舞台上の雰囲気も分かるようになりましたし。テノールなのかバリトンなのかソプラノなのか全く分からないのですが、ほとんどソロで歌っていた男性。とても声が素敵でした。この方ならオペラ座の怪人が似合いそう…と思うような声でした。
追記:調べてみるとこの役目を「エヴァンゲリスト」といってテノールのダニエル・ヨハンセンさんだったようです。

19:45開演、一度15分だったか20分だったかの休憩があり23:00に終わりました。
3時間以上…長い旅でした。眠くはなかったのですが(いえ、少し眠くなりましたが)、お尻が痛くて。座りっぱなしは辛いです!
休憩中のお手洗いは大混雑。係りの方は「演奏が始まりますと入場が出来なくなるので、用事がお済の方はお席にお着き下さい!」とずっと言っていますし。「休憩時間はあと何分しかありません」みたいに、具体的に案内していただきたかったです。こちらも気持ちが焦ってしまって。

パンフレットをもらいに行きますと、これが最後の1枚だとのこと。皆さんが持っている歌詞が書いてある冊子は別売りだそうで、休憩時には売り切れておりました(涙)
私の前の席の方は家から歌詞カードのようなものをコピーしてきていて、それを見ながら聴いているようでした。私もこれ位の準備が必要でした…
後半は言葉が分からないまでもパンフレットの大まかな説明を頼りに「この辺りかな」と話を想像して聴きました。

ざっと解説を読みますと、これはメル・ギブソン監督の「パッション」の世界…ということでよろしいのですよね。私はあの映画をイメージして聴きました。
具体的な歌詞が知りつつ聴きたかったのですが、ゴルゴタの丘を歩いて行く場面は想像出来ましたし、クライマックスの「エリ、エリ、レマ、サバクタニ!」だけは分かりましたので、私の中ではこれで精一杯集中した、ということで。イエスの最期の場面などは、自然と姿勢を正して聴いてしまいました。

演奏後は大きな拍手が鳴り止まず(ホールAでの大拍手は圧巻です)、最後はコルボさんが楽譜を持って退場されたのを合図にLFJ今年最後のこの公演が終わりました。

友人からいただいたメールによると、来年はショパンだとか!
ピアノ中心かな。でもダルベルト先生は「私はショパンは弾きません!」と以前インタビューで言われていましたし、先生の参加は絶望的…かも…(涙) ヴァイオリンも少なそう。
でもショパンは素敵なチェロソナタも作曲されていますし、また新しい曲に出会えるのを楽しみにしています♪
あとはチケットの購入方法や(何かチケット会社が手数料でボロ儲けしているようで嫌です)内容と値段の関係などにもう一歩踏み入れた企画をしていただけることを願っています。

2009年5月6日 記

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