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三鷹はなの会 チャリティ・イベント 川畠成道 ヴァイオリンリサイタル |
【 2005年11月27日(日) in 三鷹市芸術文化センター 】 ピアノ:山口研生 第一部 ■ ヴィターリ:シャコンヌ ト短調 ■ フランク:ソナタ イ長調 第二部 ■ イザイ:無伴奏ソナタ 第2番 イ短調 作品27 ■ グノー:アヴェ・マリア ■ ワックスマン:カルメン幻想曲 アンコール ■ ウィリアムス:シンドラーのリスト ■ モンティ:チャルダッシュ ■ クライスラー:愛の喜び ■ サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン ■ メンデルスゾーン:歌の翼に |
今回のコンサートは、本当は行く予定ではありませんでした。しかし、8月のファンクラブコンサートで私は遅刻をしてしまい、1曲目のヴィターリのシャコンヌを聴き逃してしまったという事件(!)があって、11月の三鷹のコンサートも行かなくては…という思いを強くしたという経緯があります。今回 丁度、そのヴィターリのシャコンヌがプログラムに入っていて、嬉しかったです。 三鷹駅から会場の三鷹市芸術文化センタ 《風のホール》 (※素敵な名前ですね!隣は星のホールです)までは歩いて約15分。開演は14:00。私が三鷹駅に着いたのは13:40。 私は、今日はどうしても三鷹の町を歩いてホールまで向いたい気分でしたので、1回迷ったら命取りというリスクを覚悟で(笑い)歩くことにしました。左に三鷹神社を見ながら、交差点を右に曲がると、風のホールはありました。その時 開演10分前、丁度良い感じです。 パンフレットを見ますと 「イザイ:無伴奏ソナタ 第2番」 の文字が!!! 1月のコンサートの予定に挙がっている曲であり、私がとても楽しみにしている曲です。しかし同時に、まだ予習をしていない…つまり、一度も聴いたことが無い曲です(苦笑い) 知らない無伴奏は、曲として聴くのが難しい…先日、藤原浜雄さんのコンサートで感じたことを思い出しました。で、でも嬉しい。とにかく聴いて、私には難しかったら また1月に向けて仕切りなおせばいいか!そんな気持ちでした。 今日のコンサートは、三鷹市内の4つの知的障がい者の小規模作業所を運営し、社会福祉法人化を進めている『三鷹はなの会』が主催のチャリティ・イベントでした(パンフレットに挟んであったプリントより)。ですので、最初に三鷹はなの会の方、三鷹市長さん、都議会委員の方、の三人の御挨拶がありました。 次がいよいよ川畠さんと山口さんの登場…! と舞台を見つめていましたら、客席中央の扉が開きました。まさか、こんな所(客席)から登場されるの?! と一瞬驚きましたが、そんな訳はなく、遅刻されたお客様でした(汗) そして、本当の川畠さん・山口さんが舞台に登場されました。(いつもと違い、向って右手から出入りされていたので、少し違和感がありました。) ヴィターリのシャコンヌです。 風のホール。ヴァイオリンの音色がしっかり響くホールのようです。山口さんの伴奏も、川畠さんのヴァイオリンの音色を周りから優しく包み込むような感じでとても良いです。 今日は、素敵な演奏が聴けそう…!自分の気持ちもベストな状態ですし、期待が膨らみました。 ―― ですが、ここで今日の私の感想は終りなのです(涙) 川畠さんの音色は本当に良かったと思います。所々聴いていて、今日は良い日だと思いました。 でも、周りが… パンフレットに挟んであったチラシの束をあちこちで落とす音。飴の包み紙を開ける音(それも一人や二人ではない)。ひそひそ話。コンビニのビニール袋をガサゴソやる音。挙句の果てにいびきまで(汗)演奏に集中していれば、そんなこと気にならないと思うのですが、私はどうやら集中できなかったようです。周りが気になって気になって仕方がありませんでした。アンコールの最後の、歌の翼にまでずっとです。 イザイの無伴奏のソナタでは、どこか遠くからドンドンという音が聴こえてきました。ホールが寒い位でしたので、空調の音かしら?と思っていたのですが。 川畠さんがアンコールのトークの時に、「今日は隣のホールで太鼓の大会が開かれているようで(三鷹の囃子と和太鼓大会)、太鼓の伴奏がありましたが…」のようなことを(正確ではありませんが)話されて、やっと原因が分かりました。 全体的に、私にはそのような印象のコンサートでした。何で…?!という気持ちです。 でも、市民のためのチャリティーコンサートですし、市の皆さまが楽しめれば、それでいいと思います。私の後ろの御二人も、とても感激されていたようですし! 風のホールは音響が良く、席もゆったりとした配置で好印象でしたので、また機会があれば聴きに行きたいと思っています。 注:今回の感想、怒っている訳ではありません(笑い)プログラムを見ていただければ分かるように、とても良いコンサートだったと思います! 2005年11月27日 記 |
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