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第4回 川畠成道の会 ファンの集い
【 2005年11月20日(日) in 第一ホテル5F 「ラ・ローズ」 】
  ピアノ:山口研生


■ ヴィヴァルディ : 『 四季 』 より
   春 第1楽章   夏 第1楽章
   冬 第2楽章   第3楽章
■ メンデルスゾーン : 歌の翼に
■ モンティ : チャルダッシュ
ファンの集い… それは川畠さんの誕生日(11月21日)の前後に毎年行われる、ファンクラブ会員限定の川畠さんのお誕生日会を踏まえた集い。今年で4回目だそうです。川畠さんの音楽を聴いて、お食事をして…という大体の事は私もHP・ブログ等で情報を得ていました。

でも、具体的にどんな集まりなのだろうか(汗)

まだ参加されたことの無い方は、そう思いませんか? 私も、一体どんなものなのだろうかと複雑な気持ちで本日参加してまいりました!>そして、疑問は全て解けました(笑い)
一緒に参加した友人がいたからこその今回の参加です(感謝)。1人では参加できなかったと思います…

大きな疑問は 川畠さんの演奏と食事との関係です。
1.川畠さんの演奏を聴きながら、贅沢にも私たちは食事をするのか。
2.皆で食事をした後に、川畠さんの演奏を聴くのか。
3.川畠さんの演奏を聴いた後に、皆で食事をするのか。

――答えは3番でした(笑い)
最初に「川畠成道の会」会長の天野さんの挨拶から始まり、続いて川畠さんからの挨拶、そして演奏…という流れでした。

私が心に残ったのは会長の天野さんの言葉で、確かこんなことをおっしゃっていたと思います。
『 私が成道さんに初めてお会いしたのが7年前の1998年(川畠さんがデビューされた年)です。同じ7年後には成道さんは41歳になられます。私は今後のこの7年間が成道さんにとって、とても大事なものになると思うのです。』
7年後には41歳…というリアルな現実(自分もそれ相応に年を取るわけで、汗)を突きつけられたと同時に、私は今まで川畠さんの未来の姿を思い浮かべたことはほとんどありませんでしたので、その視点が新鮮なものに思えました。
41歳の川畠成道さん。本当にどのような方になられるのでしょう?! とても良い最初の挨拶でした。

川畠さんの挨拶では、毎年自分の誕生日に 皆様に集まっていただけるこの場を大変楽しみにしております。1年の締めの行事の中の1つになっています、ということ。
今年を振り返ると、2月のイギリスの永住権の獲得、7月のタイのプーケットへ行ったこと、9月のボローニャでの新アルバムのレコーディング、この3つが自分にとって印象深いものがあります。
…この2つのことを中心にお話されていました。

そして川畠さんと山口さんの演奏へ――
ピアニストの山口研生さん。私は初めてで、山口さんの伴奏は大変楽しみにしていました。
山口さんは、『自然体』という言葉がとても似合う方のように感じました。表も裏も無いような方。でも、ピアノを弾かれている時の後姿からの印象と前から普通に見た時の印象が少し違うような…正面からの方がソフトな感じに私は思いました(笑い)

会場は披露宴のような雰囲気でした。丸テーブルに約9人ずつ座り、全体で300人以上。…と思いましたら、250人ほどのようです。>中田さんのHPより
(そして皆様、着物の方あり、エキゾチックな方あり、パーティードレスの方ありと素敵に着飾られていましたので 周りを見渡すだけでも楽しめました。>私は普通の服
そのような場でのヴァイオリンの演奏ですので、音は響かないだろうなと私は思っていました。

ヴィヴァルディの四季は、丁度1年前の11月20日に青山学院大学で東京ハルモニア室内オーケストラとの素晴らしい四季を聴いていましたので、やはりピアノだけとの演奏は物足りないといいますか、盛り上がりに欠けた感が私にはありました。
ですが 冬の第2楽章に入りますと、私のその気持ちを吹き飛ばしてくれました!
冬はピアノとのバランスがとても良かったです。十分に満足感がありました。そして会場全体に音色が響き渡り、いつものようなコンサートホール…は言いすぎかもしれませんが、そのような環境で聴いているような気になってきたのです。

「歌の翼に」は私が今マトリョミン(という楽器)で只今練習中の曲でして、恐れ多くも川畠さんの演奏に合わせてシャドウトレーニング(指だけの練習)を少しさせていただきました。…幸せでした(笑い)
誰もが同じ音符の並びを見て演奏を試みる訳ですが、どうすれば川畠さんのように情感溢れる演奏を表現できるのだろう…そんな訳のわからないことを聴きながら考えていました。
マトリョミンで歌の翼に…なかなか思い通りに音が出ないのですよね(苦笑い)

チャルダッシュは、最後に弦が2本切れたと会長の天野さんがお話されているのを耳にしましたが(別の話だったのかもしれませんが)、私の席からは全く分かりませんでした。
※ 訂正:「弓の毛」が切れたのだそうです。>教えてくれてありがとうございます!
  そうですよね…私も、弦?切れて大丈夫なの???と思っていました(笑い) これで納得です。

CDで何度も聴いている曲ですが、録音された2001年と今とでは当然演奏も違っていました。私は今の…といいますか、今日の演奏の方が好きだな、と聴いていて思いました。
今日は、この曲の最後の方の1音(CD「愛の悲しみ」では3分8秒位の部分)がなぜか私の心にジーンときてしまいまして、胸が一杯に!!! そして、その1音がすごく良かっただけに 本日のコンサート(?)そのものがとても良いものに感じたのでした。>いえ、そうでなくても良かったのですが(笑い)

たった1音だけでも感動することってあるんだ…という、新しい発見をしました。
ぜひそういう1音に 今後も出会いたいものです。

その後が、普段のコンサートとは違う部分です(笑い)
抽選で当たった1名の方が、代表として川畠さんへの誕生日プレゼント(中身は何だったのでしょうか?)を渡し、そして川畠さんよりボローニャでのお土産をいただいていました。
さらに、抽選で5名の方が川畠さんのボローニャのお土産をいただくことが出来たのです。抽選で当たった皆様は本当に嬉しそうで(目に涙を溜めていらした方もいました)、その気持ちが声にならない様子でした。熱い気持ちで いつも川畠さんを応援されているのだな…ということが皆に伝わってきたと思いますし、私も少し感動してしまいました(笑い)
その気になるお土産ですが、最初の1名の方には白いバッグ。5名の方には丸い皮製(のように見えたのですが)のミラー。どちらもとても素敵な品でした。

食事の後は、川畠成道の会を立ち上げられた、逆さ歌で御馴染みの、そして私の大好きな(笑い)中田芳子さんの閉会の挨拶で本日の集いが終わりました。
中田さんの優しい声でのスピーチは、とても安堵感がありました。川畠さんは多くのファンに見守られながら、今後も世界を周って活躍されるのだなぁと、そうあって欲しいと、聞いていて思いました。

本当の最後は、会場を出た廊下での川畠さんとの握手会&写真撮影会でした。
皆様 マン・ツー・マンで川畠さんとじっくりとお話をされていました。(私はそういうのは苦手なので、横で見ていましたが、笑い) みんなの心も熱かったと思いますが、同じ位に廊下はとても暑かったです。

普段のコンサートとはまた少し違った雰囲気ですので、川畠さんのファン同士でお話の輪を広げたい方ですとか、この集いの存在がずっと気になっている方などは、来年参加されると良いと思います♪

最後に。
川畠成道さん、お誕生日おめでとうございます!

2005年11月20日 記

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