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グランドファミリーコンサート2005 ―― 今、次の世代の人たちへ何ができるだろう。 |
【 2005年5月7日(土) in 東京オペラシティ 】 ピアノ:ダニエル・ベン・ピエナール 第1部 ■ F.クライスラー:前奏曲とアレグロ〜プニャーニの様式による〜 ■ C.フランク:ソナタ イ長調 第2部 ■ L.ベートーヴェン:ロマンス ヘ長調 作品50 ■ A.ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 第2番 作品72の2 ■ C.ドビュッシー:”子供の領分”から ゴリウォーグのケークウォーク ■ アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌 ■ P.サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン アンコール ■ ウィリアムス:シンドラーのリスト ■ モンティ:チャルダッシュ ■ マスネ:タイスの瞑想曲 ■ ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番 ■ バッハ:アリア |
今日のコンサートは、いつものように曲を聴き慣らすことが出来ずにオペラシティに向いました(汗)知らない曲も…いくつかありました。その上、あまり体調が優れなかったので、咳や腹痛と戦いながら、変な脂汗を流しながら、川畠さんの演奏を聴いたのでした。(すごく悔しいです!) 4月のコンサートでは欠席されたダニエルさん。お元気そうで良かったです。 私の席からは、川畠さんのお姿はほとんど見えず(顔とヴァイオリンだけしか見えませんでした)、ダニエルさんのピアノ越しのお顔だけがなぜかよーく見えましたので(笑)『よし、今日の視界はダニエルさんをじっくり堪能しよう!』と腹を決めたのでした。 今回はファミリーコンサートということで、多くのちびっ子たちも川畠さんの演奏を聴きに来ていました。私の前にも、小学校4年と2年位と思われる兄弟が座っていました。ちびっ子君たちは、川畠さんの演奏を聴いてどう感じるのかなぁ…って非常に興味がありましたので、ダニエルさんに加えて私の前の兄弟君もチェックをしていました。 結果を先に書いてしまいますと。 ちびっ子君たちは、川畠さんの世界へかなり入り込んでいたようでした。長い演奏の中で、頭をフラフラさせることも無く。熱心に目線を川畠さんの方へ向けていました。 逆に、私の左隣の大学生と思われる女性3人組の方のほうが…(以下は自粛します、笑) 今回は「前奏曲とアレグロ」「ツィゴイネルワイゼン」「チャルダッシュ」「ハンガリー舞曲 第5番」と激しめな曲が多く、そういった曲の時は特に興味津々な感じでした。その中でも「ツィゴイネルワイゼン」が気に入っていたみたいです。 他のヴァイオリニストのコンサートがどのような感じなのかは私は知りませんが、川畠さんの最後のアンコールの時は、何度も何度も舞台を出たり入ったり、あいさつをして下さるのですよね。 川畠さんが舞台へ出てきてくれるたびに、子供たちは本当に嬉しそうな顔をするので私まで嬉しくなってしまいました。今日聴きに来た子供たちの中で、将来川畠さんと同じように舞台へ立たれる人たちは何人出てくるのかしら…? そんなことも考えながら、コンサートを楽しみました。 皆さん、コンサート後に『今日の演奏は、とびきり素晴らしかった!』とおっしゃっていました。 私も同感! 個人的には、「ゴリウォーグのケークウォーク」がすごく可愛いなーと思ったのですが(最近気になっているドビュッシーですし)、「ツィゴイネルワイゼン」も聴き応えがものすごくあって(でも、ふと黒柳徹子さんの顔が浮かんでしまいました、笑)、「チャルダッシュ」も今まで「きらっといきる」の映像でしか観たことがありませんでしたので、思わず『やったあ!』と心の中で叫びました。 「フランクのソナタ」、「ベートーヴェンのロマンス ヘ長調」は川畠さんのヴァイオリンと一緒にダニエルさんのピアノもとても良く活きていました。ベートーヴェンのスプリングソナタの時もそうだったのですが、私、ヴァイオリンとピアノが両方活きている曲は大好きです。すごく良かったです。 アンコール最後の曲「バッハのアリア」は、鳴り止まない拍手に『これが本当に最後ですよ』と私たちにおまけとして演奏してくださった曲(だと思います)。 川畠さんがマイクでお話をされている時に、必死に膝の上で右手を動かしイメージトレーニング(?)していたダニエルさんが印象的でした。 本当にこれは予定には無かった曲なのだな…と私は思ったのですが、本当のところはどうなのでしょうね。 それから、本日のコンサートは撮影が入っていまして、又聞きなので正確ではないのですが、今年末位にDVDか出るとか…?!(もう一度言いますが、正確な情報ではありません。) もし本当だったらすごく嬉しいですし、今日は多くの方々に観ていただきたい、DVD化に相応しい、完成度の高いコンサートだったと思います。 2005年5月7日 記 |
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