HOMEへ * HOME最新の日記 *
HOME>日記>10年1月分


■ 2010年1月の日記 ■

… 今年はショパン&シューマンイヤーとのこと。今年もたくさんの素敵な演奏に出会えますように♪ …

■ 1月31日(日) 今週末はラ・フォル・ジュルネ!

時間の許す限り、パソコンでナントの放送を流しておりました♪
土曜日は他局でも聴きたいものが色々あって(アンサンブル・ラロとかピリスさんのモーツァルトピアノ協奏曲第23番とかバイエルン放送響のシェーンベルク:グレの歌とか…)、贅沢な日でした。

ラ・フォル・ジュルネはこちらのFrance Musiqueで全放送(すごい!)オンデマンド化されているようなので、ぜひぜひ気になる曲目を聴いてみて下さい。

ベレゾフスキーさんのリサイタルで、リストのメフィスト・ワルツ第1番を弾かれたのですが、これがすごく良かったです。曲も演奏も。1月30日の14:00から放送された分です。
ベレさんはリストのピアノソナタを2回(違う日のもの)放送するのですもの。同じ曲2回って…(どうせなら、違う演奏家の違う曲が聴きたかったり)

で、このメフィスト・ワルツ。一度途中で中断されたのです。フランス語が分からないので、舞台で何が起こったのか分からないのですが(笑い声+拍手が聞えました)。しばらくの間、他の演奏がラジオでも流れて、また最初から。あれは何だったのかしら。
東京でメフィスト・ワルツがプログラムにあったら、聴きに行きたいと思います〜

こちらでは、映像を観ることが出来ます。小菅優さんとかベレゾフスキーさんとか…

ラジオから聴こえてくる会場の拍手から熱気が伝わりましたし、まるで自分がナントへ行ったかのよう。5月の東京も今から楽しみになりました。
(今年は新潟、滋賀も開催なのですか?!)

今日で1月も終わり。結局、今月は完全なる週記になってしまいました。
それほど忙しいわけでもないので、2月はもっと気になることを語りたいです…
最近時々 恐ろしい位の睡魔に襲われる時があります。お風呂入っていても急に眠くなって、シャンプーなのかリンスなのか分からなくなります。これは花粉のせいなのでしょうか?! 疲れでは無いと思うのですが。

▲ TOPへ

■ 1月23日(土) 松田理奈さんヴァイオリン・リサイタル

先日、あまりに寒いのでベットに入りっぱなしです…と書いてから「これではいけないな」と思い、グダグダ生活に終止符を打てた雪こぐまです。。。
おかげで、購入したスポットライトのDVDやキム・サムスンの録画が溜まっています。
うーむ。一長一短と言うか何と言うか。

昨日は、半額だったので紀尾井ホールに松田理奈さんのリサイタルへ急遽行ってきました。ピアノは清水和音さん。

松田理奈さんは宮本笑里さんと同様、レコード会社の「ビジュアルで売っています!」という感じがすごくするので(本人が悪いと言うのではなく)敬遠していたヴァイオリニストさん。でも一度は演奏を聞いてみたいと思っていました。

久しぶりの紀尾井ホールは(昨年のメルニコフさん以来)やはり素敵なホールでした。
半額なので1階後ろの隅の席でしたが、それでもいい音が届きます。

プログラムは

◆ イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 作品27-2
◆ イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 作品27-3「バラード」
◆ ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(遺作)
◆ ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
◆ ラヴェル:ツィガーヌ

アンコール
◇ ラフマニノフ:ヴォカリーズ
◇ クライスラー:テンポ・ディ・メヌエット ※こんな素敵な曲があっただなんて! 新しい発見でした。

私はヴァイオリンを弾けないのでよく分からないのですが、前半イザイの無伴奏、後半ラヴェルってすごくないですか? ちょっとコケると最後まで立ち直れないのでは… という感じがします(汗)観客の心をつかむのも大変そう。
私としてはラヴェル好きなので、一度で3曲聴けるのはとても嬉しいことですが♪

黒い素敵なドレスで舞台に登場した松田さん。
ジャケットを見る限り華奢なか弱い女性…というイメージがありましたが、肩のあたりがガッツリしていて、体育会系のような感じ。神尾真由子さんのイメージと似ているかな。私の席からは詳しい表情など見えなかったのですが、好感持てました。

ヴァイオリンもガタニーニということですが、素敵な音色でした♪
こういう音色はいいですね。

以下、個人的な感想を残しておきます。

前半のイザイは悪くは無いけど良いとも言えないといた感じで(どちらか選べと言われれば「良い」と答えますが)。
無伴奏は音と音の間の無の部分をどれだけ表現するか、が1つのポイントのような気がするのですが、松田さんの演奏には「間」というものがほとんどなく、急いで演奏されているように感じ、曲から生まれる物語性というものがありませんでした。ヴァイオリンの音はとても良いので、もっと弾き込まれた今後の演奏を改めて聴いてみたいです。

後半のラヴェルの2つのソナタは良かったです。
遺作の方は、ラヴェルなのにドビュッシーの水のキラキラしたようなイメージも浮かんだりして、もしかしたらドビュッシーも似合うのではないかと思いました。

遺作でないほうのソナタは私が特に好きな曲なのですが、これはピアノの清水さんがいけませんな…といった感じで。
清水さんと言えば、ピアノの世界で大御所のイメージがあるのですが、今日の演奏は全般的にあまり良くなかったと思います。好みの問題かもしれませんが、音の後に余分な音も付いてくると言いますか、もっとパキパキ音を鳴らせないのかなぁと思う個所が何度もあって。弾き方なのでしょうか。私はこういう音は苦手です。
最後はピアノがガンガンに弾いていただきたいところなのですが、音小さいし。
聴いているこちらは不完全燃焼。

帰りの電車の中で、一体誰のピアノ伴奏を聴けば このラヴェルのソナタの名演を聴けるのかな…とずっと考えていました(笑) ピアノ、重要ですよね〜
江口玲さんとか岡田将さんとかなら、私のイメージ通りの世界を表現して下さいそう♪ では、それに対するヴァイオリニストは…?!

ラストのツィガーヌは残念でした。
これは本当に難しい曲なのだなぁと改めて感じました。
私の基準はデュメイさんの演奏なので、デュメイさんはアルバムでも当たり前のように美しい演奏を何度も収めていますし、実際演奏を聴いた際にも軽々と素晴らしい旋律を見せて下さったので、「難しい」というよりも「楽しい」というイメージの方が強くて。

他の演奏家でもツィガーヌにひどいな…と感じたことはあまりないです。ラ・フォル・ジュルネの佐藤俊介さんの演奏以来です。

松田さん特有なのか、前半のソロの音と音との間がやはり短くて、焦って弾いているように聴こえてしまいましたし、難しい部分は速く弾いてごまかしているように感じる位、1音1音が細かく出ていませんでした。出なくていい音は出ているのに、高音は全く出ていないし。。。
緊張されていたのでしょうか。

これをトリに持ってきた松田さんは、ある意味すごいな…と思いました。度胸あると思います。ソナタの方が良かったです〜
しかも、本日撮影が入っておりました。クラシック倶楽部かな?と思ったのですが、違うみたいです。

家に帰ってデュメイさんのアルバムを何度も聴いてしまいました。
そうだよなぁ、ラヴェルの曲って「これ」だよなぁと。
デュメイさん&コラールさんのラヴェルで私は曲を覚えたということもありますが、とても好きです♪ これも好みの問題ですが。

でもそう言いながらも、心の琴線に触れる部分があったので(何だかんだ言いつつ、不思議と楽しかったです)、また期間を置いて聴きに行きたいと思いました。
今後が楽しみな方でした。そうでなければ、わざわざここに書いたりしませんよね(笑)

▲ TOPへ

■ 1月16日(土) 

今日は平日と間違えて、あわてていつも通りに起きてしまった雪こぐまです(爆)
最近、頭の調子がどうもオカシイらしい…
せっかくなので、そのまま起きました。

1月に入って2回目の記述ですでに半月過ぎておりますが、パソコンのある部屋は とにかく寒くて、家に帰ると必要最低限でしかパソコンを開かなくなりました。。。
そうなると、考えていることを文章に起こすのもだんだん苦痛になってきますし(Webにしろメールにしろ)、悪循環ですね。何とか部屋を暖かくする方法を検討したいと思います。
暖房を使うと、乾燥が激しくて嫌ですし〜

その代わり何をしているかといいますと、ベットに入って本を読むか、テレビを見るか、です。(本当は運動しないといけないのに…)

本は今話題の(?)ミレニアム1(ドラゴン・タトゥーの女)。上巻はとても面白くて一気に読みましたが、下巻は結末だけ先に読んだら(反則ですな)一気に冷めてしまい、ペースがかなりゆっくりになりました。あまり、こういう流れは好きでは無いなぁと。個人的には評判ほど…な感じ。まだ途中ですが。

ドラマは今更ながらに「私の名前はキム・サムスン」(お昼に放送しているのを録画して)。登場人物1人1人に魅力があって、毎回大笑い出来て、早く最終回まで観たいです。テレビでは、最初と最後にキム・ソナさんが日本語で韓国の説明を少ししてくれるのが楽しみなんです。

それから、NHKの「スポットライト」(どちらも偶然韓国です)。
オ・テソク キャップが超格好良いのですよ〜v 吹き替えの小山力也さんの声もいいからかな。こんな上司の下で働きたいと思うし(実際、涙、涙、の毎日になりそうですが、汗)、あこがれですね。目と心の保養をさせていただいています♪>現実逃避だ!

今朝は、Webラジオでヤンソンスさん+バイエルン放送響+ラン・ランのコンサートの生中継があったのですが、今日を平日と間違える位 私の頭は昨晩どうかしていて、起きる気力がなかったので録音に頼りました。

聴いてみると実際放送は10分位は延長したようで、後半のブラームス第3番(2年前のコンセルトヘボウ+ヤンソンスさんの演奏を思い出します♪)の最後の5分位が切れておりました〜〜〜(涙) こんな良い部分で、なぜ切れている〜〜!!!

私は録音を聴く、というよりも「録音する」という作業そのものに楽しみを持っているので(録音しても聴かないものがほとんどですし)、ちょっと残念。自分の詰めの甘さ(生放送は30分位は余裕を持ってセットするのは常識でした)に反省中です。
でも、この組み合わせでしたら 絶対後日に他局で放送されると思います(それも何度も)。

好みは別として、ラン・ランのプロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番は迫力ありましたv
1曲目も知らない曲でしたが、最初にソロから入ったりして(コンサートマスターさんはバラホフスキーさんでは無いような気がしました)、素敵な曲でした。

本日もこの組み合わせでコンサートがあるそうなのですが、そちらは1/24(日本時間19:03-20:56)に ORF で放送されるようです。

その他、今月末からラ・フォル・ジュルネ ナントがフランスで始まるようで、Webラジオではミシェル・ベロフ先生の放送もあるようです♪ というか、ベロフ先生がラ・フォル・ジュルネに参加されること自体が私には驚きです。例年通り、ベレゾフスキーさんや庄司紗矢香さんの放送もあります〜
ビデオのオンデマンドもあるのかな?!

久しぶりなので、書きそびれていることが色々あって、もう1つ。

3月7日(日曜日)NHKホールで「創立50周年記念『こころコンサート』」というものがあるらしく、現在観覧者を募集しています(無料)。⇒くわしくはこちら

小林研一郎さん指揮、NHK放送交響楽団さんで、ゲストが辻井伸行さんと川畠成道さんなのです。
川畠さんはサラサーテのツィゴイネルワイゼン1曲のみですが、久しぶりのNHK録画ですし、興味のある方はぜひ申し込まれてみてはいかがかなぁと。
恐らく当然倍率は辻井くん効果もあって、ものすごく高いと思いますが…

1月22日必着だそうですので、お早めに!

▲ TOPへ

■ 1月4日(月) 

あけまして おめでとうございます
今年も よろしくお願い致します   2010年1月 雪こぐま

早いもので、冬休みも今日で終わりです。
疲れもかなりとれましたので、また頑張れるかな… というか、頑張るぞ! おーっ!!!

今年の初音楽は何を聴こうかな… と考えましたが、デュメイさんのバッハのシャコンヌにしました。昨年もそうだったかもしれません。節目節目になぜか手が伸びます。
素敵なのですよね〜v

そして今年の初コンサート。
昨日 上野の東京文化会館へ行って来ました。

《 響の森 》vol.27 ニューイヤーコンサート2010
J.シュトラウス2世 / 春の声 op.410
F.F ショパン / ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
P.L.チャイコフスキー / 交響曲第5番 ホ短調 op.64
指揮:大友直人 ピアノ:小山実稚恵 管弦楽:東京都交響楽団

1階席はほぼ満席でした(恐らく他の階も)。
私はショパンの時に熟睡してしまい、小山さんの素敵な笑顔しか記憶にありません…
ガーン!!!
ショパンも協奏曲を書くんだ… と、楽しみにしていたのに。やはり予習をしないとだめですね。小山さん、すいませんでした、という気持ちです(涙)

チャイコフスキーの第5番は、昨年のヤンソンスさんと大友さんとでは曲の表現の仕方が違うのだなぁ… ということがよく分かりました。ヤンソンスさんが少し流れるような表現をされていた部分を大友さんはリズミカルにされていたり(ヤンソンスさんが横で大友さんが縦のイメージといいますか)、楽譜が違うのか、演奏するパートとか少し違っていた気がします。

あと仕方がないのかもしれませんが、金管が少し残念でした(時々雑になる部分があるというか)。この曲は管楽器と弦楽器の対話が何とも言えませんよね。
ホルンもフルートもイングリッシュホルンもクラリネットも、頑張っているぞという部分を本日たっぷり見てきました。特に第4楽章が大好きなのです。リピートして何度も聴きたいです。
バイエルン放送響の皆さんも、1人1人の実力があってこそのあの演奏だったのだなぁと改めて感じて、そしてこの曲を作ったチャイコフスキーのことを思ったりして、目がうるうる来てしまいました。
バイエルンさんは本当にすごいオーケストラですね。

バイエルンさん聴いていなかったら、今日の演奏ももっとハマっていたかもしれませんが、どうしても所々に音の雑さを感じてしまって。金管に限らず弦同士の会話もよく伝わってこなかったです。残念です(都響さんはマーラーの8番やデュメイさんとのベートーヴェンのコンチェルトのイメージがあるので、どうしても期待してしまいます!)。
でも、新年にこの曲を聴けて嬉しかったです。

オーケストラの皆さまも、小山さんも大友さんも、新年の3日から素敵な時間をありがとうございました!
聴く方は楽しいですが、演奏される方々は正月に休む暇も無く、大変ですよね…
その他、コンビニとかデパートなどの店員さんなどもそうですが。。。

追記:
私が愛して止まない(?)バイエルン放送響+ヤンソンスさんのチャイコフスキー第5番ですが、このプローべの状況を少し聴くことが出来ます!>きゃ〜っvvv
こちら

ドイツ語なので何言っているかは分からないのですが、しきりにヤンソンスさんが歌ってイメージを皆さんに伝えているようです。唸り声もすごいです…(汗)
リハーサルとはいえ、この演奏聴くだけでも幸せです。その先には、バラホフスキーさんやセバスチャンがいるのでしょうね。

昨年も年始にBR-KLASSIKで流れていた「プローべの指揮者たち(Dirigenten bei der Probe)」という企画(?)です。毎年されているのでしょうか。元旦にはヘルベルト・ブロムシュテットさんとのブルックナー8番でした。⇒ BR KLASSIKへ
いつまで聴けるのか分かりませんので、よろしかったらぜひ一度聴いてみて下さい〜v

▲ TOPへ



* HOME最新の日記 *


本嫌いさんの読書感想文〜カラマーゾフの兄弟はいつも貸出中?!
Copyright(c) YUKIKOGUMA All Rights Reserved