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■ 2008年7月の日記 ■

… アンサンブルラロさんを聴きにびわ湖ホールまで! とても楽しい1日でしたv …

■ 7月31日(木) ロシア文学研究者の工藤精一郎さん死去

本日新聞にて知りました。ご冥福をお祈りいたします。

今月偶然、ドストエフスキーの「未成年」が岩波文庫・新潮文庫 共に再版されたことを知り、家にある新潮文庫の未成年(工藤精一郎氏 訳)を再び手に取っていたところでした。
このときは、この本を譲ってくださった るーじんさんに「再版される前に読み終わらなくてごめんなさい!」という気持ちだったのですが、工藤さんが呼んだのかしら。

私が初めて手に取ったドストの作品が工藤さん訳の「罪と罰」でした。
作品そのものが上質なのもありますが、きっと訳も良かったから その後もドスト作品を読み続けることが出来たのだと思います。未成年止まってますけど…これも読みますので。

原作と訳者ってクラシックにおける作品と演奏家の関係に似ていますね。
スコア読めればそれに越したことはないですが、読めない者としては演奏家の表現した世界で楽しむしかなくて、それに共感出来るか出来ないかで作品の印象も違ってきます。
文学も、いくら良い作品でも 訳があまりにも自分に合わないと、完読は出来ないと思います。完読出来たとしても感動には至らないかと。

罪と罰をもう一度読み返してみたくなりました。

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■ 7月27日(日) 

27時間テレビ。さんまさんってさすがです…
出来ればずっと見ていたかった位ですが、そうもいかないので合間・合間に見ていました。
すごく 面白かった〜!!!
最近はテレビあまり見ていませんが、その中でもジョイマンが好きです。

Webニュースによると デュメイさんが今年の9月から2年間、関西フィルさんの首席客演指揮者に就任されることが発表になったそうです。(昨年の時点でデュメイさんのオフィシャルHPにはそれらしいことがかいてありましたが…)
だから来年の秋にも来日されることがすでに決まっているのか!
そして2年間というと、今年と来年の秋で終わりってことですね。短いですね…こういうのって延長もありなのでしょうか。
なるべく来年は月末月初を避けてもらうか週末に公演していただきたいなぁ!>たぶん無理。
関フィルさんもデュメイさんのメッセージたくさん受け取った演奏をして下さるようなオケになっていただきたいです。そうしたら、きっと私の好きなオケになると思います♪

今日は夕方のチョビの散歩の途中で、駐車場に車を入れにきた父とばったり会いました。
そうしたらチョビの態度が一変して…!!!(思い出しただけで笑えます)

まず第一に父の足にじゃれついて散歩にならない。
なので父にも一緒についてきてもらうと、耳を横に倒して(喜んでいる時にそうするのですが)とび跳ねながら歩いているのです! そして何度も何度も父を見て。

チョビは嬉しかったのでしょうね…

だったら、ここから先の散歩は父とチョビですれば?と思ってしまうほどでした。

道歩いている人も、そんなチョビを見て笑っているし!
笑っているというか、見ているこっちも嬉しくなってしまうというか。
いつもはトボトボ歩いているのですがね。

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■ 7月26日(土) その2 デュメイさんのブラームス

これまでにも日記で何度か書かせていただいたのですが、池袋の東京芸術劇場の前にMITTENWALD さんという弦楽器CDの専門店があります。
音楽の話題がたくさん溢れているお店で 私も年に数回しか足を運ぶ機会が無いのですが、でも一度行ってしまうと何時間も延々と(それこそ1年分!)お話しして帰ってきます。
誰もがCDを購入しに行くのではなくて お話ししに行く、というあたりが申し訳ないとも思うのですが。それが、ミッテンさんの不思議な魅力でもありますv
※ でも欲しい弦楽関係のCDがあったら、ミッテンさんに来店なりメールなりで相談すると 絶対に力になって下さいますので、ぜひ一度相談することをお勧めします。

そのスタッフの方がとても楽しい(書き手は真剣なのだと思いますが)日々のお店の状況と音楽を綴ったブログを書かれています。
そして先日、デュメイさんのブラームスはいいよね〜♪ と語られていたのです。

…そうです。

今更 言うまでもありませんが、

デュメイさんのブラームスは最高なのですっ!!!

ソナタもトリオもコンチェルトも全部最高です。はい。
以前もデュメイさんのブラームスのvnソナタについては書いているとは思うのですが(確認していませんがたぶん書いています)、その時と今とでは感じ方も違っていると思うので、今思っていることを改めて私も書いておこうと思いました。

デュメイさんはブラームスのソナタ全曲を2回録音されています。

ベロフ盤 ◎ ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 op78
  第1楽章…11'06 / 第2楽章… 8'08 / 第3楽章… 8'42
◎ ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 op100
  第1楽章… 8'23 / 第2楽章… 6'26 / 第3楽章… 5'15
◎ ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 op108
  第1楽章… 8'01 / 第2楽章… 5'11
  第3楽章… 2'47 / 第4楽章… 5'33

これはデュメイさん28歳の時の録音。ピアノはミシェル・ベロフ先生v
このアルバムがきっかけで、ピアノに無関心だった私がベロフ先生のスーパーピアノレッスンを見始めました。そして今に至ります…

ピリス盤 ◎ ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 op78
  第1楽章…10'59 / 第2楽章… 8'41 / 第3楽章… 9'12
◎ ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 op100
  第1楽章… 8'50 / 第2楽章… 6'02 / 第3楽章… 5'35
◎ ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 op108
  第1楽章… 8'44 / 第2楽章… 4'46
  第3楽章… 3'03 / 第4楽章… 5'44

こちらはそれから約15年の月日が流れ、デュメイさん42歳の時の録音。大人だ!
ピアノは次回のスーパーピアノレッスンの先生、マリア・ジョアン・ピリスさんです♪
たぶん、ご夫婦の時の録音ですねv
解説書によると、デュメイさんはピリスさんとブラームスが弾きたくて仕方がなかったみたいです(ピリスさんはブラームスは自分には向かないと思っていたのに)。

ミッテンさんが聴かれていたのはベロフ盤。
私も1枚選ぶなら、ベロフ盤を推薦したいです! もちろん、どちらも好きですが。

同じデュメイさんが弾いているのですが、違うのですよね。
ベロフ盤は若さ全開、演奏に勢いがあります。聴いていて楽しいです。
ピリス盤は大人の魅力とでもいうのでしょうか。とにかく美しく仕上がっています。御自慢のストラディヴァリをこれでもかっ!って位に活かして弾かれているように思えます。

徹底的な違いは、ベロフ盤は一度再生させると停止ボタンを押す気がしないこと。
用事が無い限り、ソナタは最後まで聴き通してしまいます(F.A.E.は別)。
物語のように音楽がずっとつながっているから、自分にとっての切れ間が無いし、途中で終わらせようって気になりません。これはすごいことだなぁと思います。
ベロフ先生のピアノもいいです。主役とまではいいませんが、きちんとヴァイオリンと一緒に存在感をアピールしています。メリハリが効いているように感じます。

私はこのアルバムの第3番の第4楽章の部分を聴くと、佐藤久成さんと岡田将さんの長野のコンサートを思い出します。音はもちろん全然違いますし、演奏的にも違いますし、少しヒヤヒヤしながら聴かせていただいた演奏ではあったのですが、演奏する瑞々しさがきっと同じ気がします。佐藤さんの演奏はすごく勢いがあって、それが佐藤さんの持ち味で 音は二の次…というような気がしました(失礼な意味にも取れそうですが、プラス的な意味で書いています)。そして、嬉しそうに弾いていました。若かりし日のデュメイさんもこんな感じに弾いたのではないかなぁと。ブラームス大好きなデュメイさんですし!
ジャカジャカジャカ…ってヴァイオリンを鳴らす部分を聴くと、頭の片隅を佐藤さんの姿が過ぎるのです(笑い) ほんの一瞬なのですが。

細かく書いてしまいますと、このアルバムは「F.A.E.ソナタ イ短調」も収録されています。その関係で2枚組。1枚目が1番・2番。2枚目が3番とF.A.E.です。私はよく2枚目を繰り返して聞いています(CDを換えるのが面倒なので1枚しか手に取りません)。

このアルバムがすごいのは、そのF.A.E.ソナタ。これはシューマンとブラームスとディートリヒ(という人は私 知らないのですが、汗)の3人がヨアヒムのために作った4楽章からなるソナタで、ディートリヒが1楽章、シューマンが2・4楽章、ブラームスが3楽章を作曲しているのだそうです(歌詞カードにそう書いてあります)。この曲を全楽章収録されることって珍しいと思うのですが(大体ブラームスの第3楽章のみ)、このアルバムはその珍しい1枚で 全楽章収められています!

…でも、私はブラームス作曲の第3楽章がとても好きなので、そこだけ聴いています。チャプター1,2,3,4と聴いて7まで飛ばします(爆)>きちんと聴くと、どの楽章も素敵なんですよ!
デュメイさんは私の知る限りではこのスケルツォは2回録音されていて、どちらも大変素晴らしいです。また、前回の来日時に弾かれたのですが、ため息が出てしまうほど、スケールの大きな演奏をされていました。ピアノの小山実稚恵さんが素敵だったのもあるのですがv
(アルバムのベロフ先生もすごいですよ。この曲はピアノも大変重要です。)
ひいき目抜きにしても、これ以上の演奏をされる方って滅多にいないのではと思います。
この時のデュメイさんは美音のデュメイさんとはちょっと違うのですv
最近聴いた中では南紫音さんも素敵だと思いましたが、スケールの大きさはやはり比べられません。
他の方って、最初の1音から響いた音を出すことって出来ないのですよね(デュメイさんは出来る)。音の広さと高さがデュメイさんはすごいです〜!!!
…F.A.E.ソナタについてはこれ位に。

ピリス盤は1番を数分聴いただけで、もう充分、って他のCDに換えてしまう時があります。演奏の中身が濃いからか、数分聴いただけで満足出来てしまうのです。
でも、ヴァイオリンとピアノの美しさといったら… 疲れた時などはこれ聴いて眠ると良いのではないでしょうか(今週の私がそうでした)。

デュメイ&ピリスのブラームスにはもっとすごい存在があります。
これもこれまで何度も日記で語ってきましたし、友人にもいつも言っていることなのですが。

アルバムよりさらに2〜3年後、43〜5歳位のときと思われる サントリーホール公演での演奏です。
これはハッキリ言ってピアノが主役と言ってもいいのではと。この演奏で私はピリスさんの存在を意識したような気がします。そのピリスさんのピアノにデュメイさんのヴァイオリンも全然負けていなくて、「デュオ」という世界を私たちに教えてくれているような気がしました。

コンサートってすごいですよね。2人の呼吸がまるで伝わってくるかのよう。
ヴァイオリンとピアノとの緊迫した空間が見えるかのようです。そして デュメイさんもピリスさんも歌いまくっています!
私はこれも、流し始めると停止ボタンを押す気になれません。
ヴァイオリンもピアノもすごく美しいし、かつ勢いがあります。2つのアルバムを足して2で割ったと言ってもいいかも。

…なんて偉そうに長々と書いてしまいましたが、未だにブラームスのソナタについてはよく分かりません。たぶん、私の思っている以上に深い、深い、曲なのだろうなという気持ちがあるだけです。

デュメイさんというと、ラヴェルのツィガーヌも何度も録音されているのですよね。
そして、どれも良い演奏ばかりで(感涙)…これもまた今度。

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■ 7月26日(土) その1 日本語の勉強

先日まで3ヶ月間フィリピンから日本語を勉強しに2人の女の子が会社に来ていました。
私は部署が違うのでお話しもそれほど出来なかったのですが、帰国した現在、そのうちの1人とチャットで日本語学習のために1日少しずつやりとりをしています(100%日本語で)。

ひらがな・カタカナしかまだ分からないので、漢字が使えません。送られてくるものは日本語のカナが打てないのでローマ字になっています。
そして 向うは辞書を引きながら読むため 過去形をあまり使わないであげてね、と会社から言われているので、こちらの頭もパニックになっています(汗)

例えば「昨日コンサートに行きました。とても楽しかったです!」と書きたい時も

「わたし は きのう コンサート に いく。 とても たのしい です。」

…これでいいのか私にも分からないのですが、こんな感じで送っています。どこで区切っていいのかも迷うし。
漢字が使えないというのは、気持ちが悪いです。漢字の形で何となくイメージを伝えている部分もあるのだなぁとこの度実感しました。

先日「eigo ha ii. nihongo muzukasii.」と送ってきましたが、こっちこそ「英語難しいよっ!」って言いたいです。 eigo ha ii.って何ですか(苦笑い) 羨ましい〜!!!
日本語のやりとりしている場合ではないです、私。
2人が帰国した影響で、フィリピンの事務所は 只今日本語ブームのようです。日本語勉強したいという人が何人も出てきているとか。嬉しいことです。

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■ 7月21日(月) 

「BSなどのコピーワンスが10回までDVDに落とせるようになります」ということは新聞等で読んでいたのですが、それはこれからプレーヤーを購入される方が対象かと思っていたら、今使っている人たちも10回ダビングが出来るようになったのですね! 流れてくるデーターそのものがそういう制限を設けているというか。
私は知らなかったので、何枚も同じ番組をDVDに焼いてしまった上に、HDDの容量がゼロになってしまい(10回焼かないとデータは消えないから)前回のN響アワーが録画出来ていませんでした(爆)>すごく見たい訳でもないのでいいのですが…(汗) あはは。
今後は、気に行った番組は10枚焼いてしまいそうで怖いですね(そういう性格なので)。

さて、我が家で大変元気なこの子たちをご紹介。

極姫さん

とにかく元気なのが、先日いただいた極姫バラ。写真撮るために外に出してみました。
(写真は背景の腐ったサボテンが非常に気になりますね…汗)
ニョキニョキ成長しておりまして、先日花を5つ付けたと思ったら、今はもうつぼみが4つあるのですよ!
母も「ウチの中で一番元気なのはこの子ね。」と感心している位。美しいものを維持するにはやはり手間もかかりまして、母が只今手を掛けて育てておりますv

チョビ

そして次がチョビ。
以前も書いたとおり、とにかく外に出たがる! 土曜は確か朝の8時には外に出ていました(近所迷惑なので、いつもは10時頃出すのですが)
外の道具置き場の奥に入ってしまうと玄関よりも涼しいことは涼しいのですが、それにしても落ち着くまでは外に出ると吠えまくっているから…

でも夕方の散歩はなぜが歩きたがりません。
地面がまだ暑いのかな(17:30位です)と思って触ってみるのですが、そうでもなくて。

…関係ありませんが、時々真昼間にワンコを散歩させている方に出会いますが、足の裏とか火傷してしまうのでは…と可哀相になります(涙)夏のアスファルトって、めちゃめちゃ熱いですよね!!! 私は夏の昼間にチョビの散歩はしたくないなぁと思います。

ここ半月くらいは超最短散歩コースを回っているので、通常30分位は歩くところ、5分で終わっています。こっちは楽でいいですが…
すごく足を踏ん張って、歩いてくれないのですよね(苦笑) すぐゼーゼー言うし。
結局、チョビは元気なんだろうか。年のせいかしら。

もうすぐ再び咲きそうです!

最後に、ミニサボテン。
これは何ヶ月か前の写真なのですが、再び花が咲きそうです♪

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■ 7月19日(土) 嬉しい三連休です!

金曜日は転んだ足は痛いし、重い荷物を1日持ち歩いたせいで両腕は筋肉痛になるしで、大変キツイ一日でした(汗) 今日久しぶりに昼寝をしたら治ったような気がします…

今日はこの前のロシア料理教室で習ったピロシキを復習してみました。
汗ダラダラの中、生地とかこねたりしたので かなり不衛生かも(ここだけの話)。
ピロシキ
雪こぐまブランドの特徴でもある(?)パンを発酵させ過ぎて生地が酸っぱくなるという欠点も、何とか克服できたようです♪ 酸っぱくなかった。
でも、形がいまいちピロシキしていないような… これではロールパンみたい。
口をしっかりと止めたつもりなのですが、焼くと膨らんで口が開いて 中身が出てきてしまったことが、次回の課題です。もっとしっかり止めないといけないということですね。

夜はマトリョミン教室へ。
発表会も終わったので、また基礎練習からスタートです。
新しい方が4人も増えて新鮮!
でもこれまで1年一緒に練習してきたメンバーが大きく減ったのは少しさみしいです。いつも隣にいた人がいないんですから(涙)>仕事一段落したら戻ってきてね!

最後に録音したものを皆で聴いたのですが、今日ずっと先生が注意し続けていた意味がやっと分かりました。
その部分を何度も繰り返して聴かされた私たちは凹み気味です(ははは)

話は変わって、Proms2008が始まったようですね!
ざっとプログラムを見てみましたが、

8/20 Prom46 ゲルギエフ&ロンドンシンフォニーでチャイコフスキー:眠れる森の美女
8/24 Prom52 ジャン・ワンでバッハのチェロ無伴奏
8/27 Prom55 諏訪内晶子さんとどこかのオーケストラで Peter Eotvos の協奏曲(良く分りませんが)
9/2 Prom64 サイモン・ラトルとベルリンフィルでワーグナー:トリスタンとイゾルテ、メシアン
9/3 Prom65 サイモン・ラトルとベルリンフィルでブラームス3番、ショスタコーヴィチ10番

…あたりをチェックしたいです。ネットラジオでお馴染みのベレゾフスキーさんやジャニーヌ・ヤンセンさんのお名前もありました。デュメイさん…想像通り、ありませんでした(涙) ヤンソンスさんも。

ラ・フォル・ジュルネもPromsみたいに全公演ネットで流してくれればいいのに…

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■ 7月17日(木) 一足早い夏休み♪

有休取って、びわ湖ホールにSasha(アレクサンダー・シトカベツキー)さんに会いに…というか、演奏を聴きに行って来ました! Sasha最高!!!
たった一度だけしか聴いたことがない青年でしたが、ずっとその演奏は心に残っていました。その記憶は間違いではなかった。素晴らしいアンサンブルの音の波を吸収してきました〜v 詳細は別ページにまとめます。

せっかく滋賀まで行くのだから、1ヶ所位はどこかに立ち寄りたい… ということで、コンサート前に石山寺へ行って来ました。(本日早朝に時刻表や地図をプリントアウトしてのバタバタ旅でしたが、たどり着けて良かった…)

石山寺

歩いて歩いて、たくさん汗を流したかったのです。
今日は大変暑い日でしたが、こちらは緑と水に囲まれた場所ですので 暑くてもイライラしません!(休日だからということもありますが) とにかく、景色が良かったです〜

入口には「おおつ光ルくん」が!

只今「源氏物語千年紀」というイベント(?)が開催されていて、源氏物語に縁のある展示などを色々されていたのですが、時間の関係でそちらは素通り… 源氏物語絵巻は少し勉強していましたので(すでに忘れましたが)じっくり見たかったです。
入口では新聞等で見たことがある「おおつ光ルくん」が目立っていました。

駆け足で一回りしたのち、今度は急いで近くの健康ランドへ!

たっぷり歩く→温泉に入って疲れを癒す(汗もさっぱりさせる)→コンサートへ行く

…というのが、私の今回の予定でした。

健康ランドまでの道のりに迷い、途中で転んで腕・足に痣を作って泣きそうになり(荷物が重かったので…苦笑い)、再び駅に戻って交番に駆け込み、健康ランドの送迎バスに乗って無事にたどり着きました。
なので、目標以上に汗びっしょりでした〜
最初から交番に行けば良かった。

健康ランドも私は行ったことがなかったので、勝手が分からず、また利用者も少ないために どこまで服を着ていいのかとか判断がつかずに最初うろちょろしていました(爆)

温泉は気持ちがいい! 日頃の疲れも取ってきました。
髪も洗って化粧直しもして、服ももちろん着替えて、びわ湖ホールへ行くことが出来ました。
ホールでは最近ご縁があって知り合った仲間と合流!
いつも以上にテンション高くなりました。久しぶりのSashaだし!
旅先で仲間に会えるのは嬉しいですv とても楽しい1日でした。

今日のために今週大変だったし、明日も大変ですけど、それ以上の価値がある旅でした♪
日帰りでも1泊したかのような充実感があります(笑い)

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■ 7月13日(日) 一気にまとめて

嬉しい週末…と思っていたら、もう日曜日の夜ですよ!
寝て起きたら一週間がまた始まります。金曜日の夜が一番楽しくて、日曜日の夜が一番憂鬱。それは今も昔も変わらないなぁと思います。
最近は、それを乗り越える体力&気力が無くなってきているような気がして(体重はあるのに、苦笑い)。徹夜すると次の日ものすごく影響ありますし!
>年を取ったのだろうか… そんな馬鹿な。まだまだ大丈夫。

一週間分、まとまり考えずに書きとめておきます。

だいぶ前の話ですが、我が家のチョビ(シェルティー)が夏用に(顔の部分を残して)毛を刈りました。 昨年見た目重視で毛を冬と同じに長くしておいたら、夏バテして入院という結果になったので。
ネズミ色の部分の毛が体全体を覆っていて、すごく可愛い! それまでは家に帰ってもチョビをそのままスルーして家に上がっていたのですが、必ずチョビを触ってから上がるようになりました(笑い) 触らずにはいられません!
チョビも何だか涼しそうで。今年は入院せずにひと夏を過ごせるといいなぁと思います。
土曜日のチョビは非常に元気でした。
灼熱のような外に自分から出たがって、外に出すと吠えながら走り回っていた…(汗)すごい。でも夕方はものすごい雷と夕立ち(?竜巻っぽいのも来たという話)で、しょんぼりと家の中に入ったそうです。

土曜日はタチヤーナ先生の出産前最後のロシア料理教室の日でした。
中にリンゴジャムを入れた分は失敗しました しばらく休みになるということで、なつかしい顔ぶれもちらほらと。新しい方もたくさん。いつもは2〜3テーブル(先月は1テーブル!)に分かれるところを、今回は4テーブルに。人がたくさんいる分、先生の注意事項もなかなか伝わらないから結構大変。
私のテーブルは人数の都合上、たった3人でした。何か、黙々とそれぞれの作業に専念したって感じ。
私はピロシキの生地作りを担当。今回結構上手く作れたので、これでピロシキ作りはマスター出来たと思いたいです(習うのはこれで4度目位)。今度、家でも復習してみます。
ボルシチ出来ても人に渡すのって難しいですが ピロシキだったらお土産などでも渡せそうで、作る機会も増やせるのではと思っています。

タチヤーナ先生のお子様(男の子)の名前は「チェーホフ ト オナジ、『アントン』デス!」と言われていたので、チェーホフお好きなのかなと思いました。ロシアの人は皆プーシキンが好きだと(勝手に)思っていたので。確か愛称を「アントンシカ」と言っていました。可愛いですね。

その前日、金曜日に上海の方とチャットでやりとり(もちろん日本語で)をしたのですが、その時にロシア料理の話まで発展しまして(大変忙しい仕事中であるにも関わらず 2日に渡ってやり取りをしてしまいました、涙。仕事の要件は2往復位で終わったのですが)、「上海にも『ロシアのスープ』って意味の『羅宋湯』というスープがあります。家でも良く出ますが、本当に真っ赤なんですよ!」と画像の添付つきで送ってきました。ビーツを使わずにトマトで真っ赤にするそうですが、今度飲んでみたいです。日本では上海ボルシチとも言うようですが、ボルシチというよりもシチューなのでは…と、写真を見た限りでは思います。

今日はパソコンでの作業が溜まっていましたので、最近録音したネットラジオを流していました(普段は録音するだけであまり聴きません)。
そうしたら、どれも素晴らしい演奏ばかりで大満足でした♪

クリスティアン・テツラフ(vn)&ラルス・フォークト(pf) 2008年5月12日
1)ヤナーチェク: ヴァイオリン・ソナタ 変イ短調
2)ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 作品100
3)バルトーク: ヴァイオリン・ソナタ 第1番 Sz.75

テツラフさんはアルバムよりもライブ録音の方が断然いいと再確認。
全部良かったですが、特にバルトーク。バルトーク良すぎ!
元々のテツラフさんとの演奏の出会いがバルトークのコンチェルトでしたので、やっぱり私にとってのテツラフさんはバルトーク弾きなのかもしれないです。

イザベル・ファウスト(vn) ダニエル・ハーディング(dir)
マーラーチェンバーオ−ケストラ 2008年2月8日
ドヴォルジャーク: ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品53

彼女のヴァイオリンの音色がいいです。私はベートーヴェンのコンチェルトのアルバムしか持っていませんが、素晴らしい演奏でしたv

ルガーノ音楽祭「Progetto Martha Argerich」
2008年6月28日 ルノー・カプソンさんのバルトークvn協奏曲第1番
こちらで他の演奏とかも聴けるみたいです。すごい!

カプソン兄さんは上手い…と、頭を項垂れてしまいました。ヴァイオリンの音もいいですね。大変良いバルトークでしたv

最後に聴いたのが

樫本大進(vn) ダニエル・ハーディング(dir)
東京フィルハーモニー交響楽団 2008年2月17日
チャイコフスキーvn協奏曲

…これが良かった(涙)
樫本さんの若さ溢れる脈動感…とでもいうのでしょうか。リズムの刻み具合がとても良くて、まるでコンサートホールで生演奏を聴いているかのようでした。生で聴いている時にだけ演奏に引き込まれてしまう部分とかも、この録音聴いていて同じような現象が起こりました。
チャイコフスキーのコンチェルトはもういいや…という気持ちも心の中であったのですが、久しぶりに川畠さんのチャイコンが聴きたくなりました♪ 私にとってはチャイコンは川畠さん。初めて生で聴いたのが川畠さんの演奏だったからというのもありますし、日フィルさんのオーケストラ探検隊に参加した時の思い出とかもあるのだと思います(あの時は楽しい1日でしたv)。

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■ 7月6日(日) 

今日は部屋を徹底的に掃除しましたが Gの姿は見つからなかったので、もうどこかへ逃げていったのだと思いたいです。
昼間殺虫剤を買いに行ったはずなのに、ついでにお使いを色々と頼まれて 肝心の殺虫剤を買い忘れてしまいましたし。今晩出たらアウトです(涙)

先週のオーケストラの森で、4月に聴いたインバル指揮・都響のマーラー8番が放送されていたようで 今日録画を見ました。
演奏に歌詞が付くとまた違った感動があって、あの日の興奮が蘇ってくるようでした。でもやっぱり録画は録画で、あの時ホールで体感したことの1/10の世界も再現されていませんでした。ホールは本当に音楽の渦に包まれていたのですよ。本当にすごかったのです。前からも後ろからも上からも音楽が押し寄せてきて! インバルさんがすごかったのか、マーラーがすごかったのか、そこはよく分りませんけれども、またマラ8は聴きに行きたいです。あれっきり都響は仕事が入って聴きに行けていないのですが(前期会員なのに)、数枚分のチケットの価値は十分にあったと思います。とても良い席で聴けて良かった!

忘れないうちに昨日の演奏会のメモを自分用に残しておきたいと思います。
指揮者の土屋邦雄さんのトークが良かったので。
追記:主語を忘れておりました。
FAF管弦楽団さんのコンサートでの出来事を綴っております♪

パンフレットに土屋さんとの練習風景の様子が、ご自身が一緒に演奏してきた多くの指揮者のエピソードや感想などを述べながら、「だからこうしていこう」「だけどこうしてみよう」という感じで進められていく…みたいに書いてあって、経験のある演奏家のお話を聴きながら音楽を学んでいくっていいなぁ…って羨ましく思っていたところ(楽器演奏しない私が羨ましいも羨ましくないも無いのですが)、曲の合間に土屋さんが今回演奏する曲目についてお話しして下さったのです。すごく嬉しかったです。

ベートーヴェン:序曲「コラリオン」については、

ベートーヴェンはこの曲、上手く作ったよね。
最後の30小節。これは静か〜に終わって行くんだよね。楽譜にはそう書いてあるの! でも今まで一緒に演奏してきた多くの指揮者は最後を盛り上げて終わらせようとするんだよね。ほとんどの指揮者がそう。その中でも強いて良かったと言えば、カルロス・クライパーかなぁ。僕は楽譜のままに、楽譜にそって今日は演奏しました。ベートーヴェンの書いた通りのものです。

…うろ覚えですが、内容的にはこんなお話しでした。
家に帰ってからCD聴いてみましたが、私にはどこからが最後の30小節なのかが分からないので、未だに土屋さんの言われていたことが分からないのですが(汗) でも、そうなのか…と。また他のオケで聴く機会があった時は気にしようと思いました。

メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」

このイタリアって曲は、メンデルスゾーンだから書くことが出来た曲だよね。
昔、ベルリンフィルの仲間のイタリアにある別荘に行く時に、ザルツブルグから車でイタリアに向かったのね。行った人は分かると思うけど、ザルツブルグとイタリアのフィレンツェとかベニスとかって気候が全く違うでしょ。ザルツブルグはどんよりとしているけど、イタリアの気候は太陽が輝いていて カラッとしているんだよね。
山を越えてイタリアに入った時のあの気持ち! それがこの曲には溢れているんだよね。イタリア人には絶対に書けない曲。イタリア人にはイタリアの良さが分かっていないから。モーツァルトも「イタリア」って曲書いているけど、それにも表れているよね。
この曲はしかめっ面して、真面目に聞く曲ではありません。楽しみながら聴いてほしい。イタリアに行った人はあの風景とか、様子とか、行ったことが無い人もイタリアの食べ物とか色々、イタリアを想像して聴いて下さい。

…私の思い込みが入っているような気もしますが、そのようなお話しでした。
とにかく、モーツァルトもメンデルスゾーンもイタリア人ではないからこそ、イタリアをよく表現した曲を作ることが出来た、みたいなことです。
私にとってイタリアの思い出などは何もありませんので、友人からいただいた紙工芸の黄色い可愛い箱と、川畠さんとボローニャ歌劇場管弦楽団さんとのヴィヴァルディの四季のコンサートなどを思い出しながら聴きました(延々とその2つを頭の中で繰り返したのですが…良かったのだか。ピザとかはちょっと違うかなと思って)。

ブラームス:交響曲第2番

パンフレットの解説に土屋さんが楽団の方にお話しされた言葉が載っているのですが、この曲はオーストリアのヴェルター湖畔の村で作成されたそうで、その湖畔に行かれた土屋さんは「第2番はこのヴェルター湖畔そのままを曲に表したと確信した」と言われたそうです。「湖畔…水と光と木立の曲」と書かれています。

この解説だけでも知識ゼロの私にはなるほど…と思ったのですが、さらに土屋さん自らのお話があり。

ブラームスは交響曲第1番を20年以上かけてやっと作って、この第2番は1番作った後にたった4ケ月で作ったんだよね。ブラームスはそれはもう、得意だったと思うよ。嬉しくて嬉しくて仕方が無かったと思う。
プログラムの解説を書いた人も「歓喜」という言葉を使っていたけど、正に「歓喜」なんだよね。「歓喜」というと思いだす曲はベートーヴェンの第九番の最終楽章だけれども、ブラームスの2番のスコアをよく読んでみたら、ベートーヴェンの歓喜の旋律が3ヶ所位 入っていることに気がつきました。スコアが読める人はぜひ探してみてください。
第1楽章〜3楽章までは喜びの曲だけれども、最後の第4楽章だけはソナタで愛がテーマなんだよね。…誰を思い描いて書き上げたかは想像がつきますよね。

…というようなお話(記憶に自信が無くなってきましたが、そのように記憶しています)。
どのお話も なるほど…と勉強になりましたし、大変楽しく聴くことが出来ました。何より、土屋さんらしさがすごく伝わってきて、テレビで見ていた土屋さんが目の前でお話しされている(しかも音楽の)! って興奮してしまいました。土屋さんの口から「カラヤン」という言葉が出ただけで大満足(演奏とは全く関係ありませんが)。

土屋さんの指揮は、今までオケの一員として経験したこと・思ったこと全てを活かして曲を構成されているみたいで、土屋さんとオケの方々が一致団結して曲を表現されているなぁと感じました。
それは演奏会が始まる時、土屋さんを先頭としてオケの皆様が舞台へ登場された所から伝わってきました(指揮者は最後に登場かなと思っていたので)。
ヴィオラを弾かれている土屋さんのお姿は昔の映像を少ししか見たことしかありませんが、指揮者としては素晴らしい方だと思いました。

舞台の入退場のお姿から察するに、腰か足を痛めていらっしゃるのかなと思ったのですが、演奏中は背筋もピンとして、フットワークも軽くて、全然違うのですよね。
以前、小林研一郎さんも激しい指揮をされた後 楽章間で指揮台を降りて、背中のコルセットをビリっと貼り直されている時がありましたが、皆様、さすがです。音楽を目の前にすると体の調子など全く関係が無いかのよう!

ブラームスの2番が終わると、会場から「ブラボー!」が湧きあがりましたが、アンコールのブラームスのハンガリー舞曲第5・6番がさらに素晴らしかった。
ベルリンフィルではこうやって弾かれるのかな?と思った位、曲が運んでくる匂いというか、風というか、今まで他のオケで聴いたものとは少し違いました。日本人の演奏ではなく、現地の人が演奏したかのようなテンポや音色でした。とても良かったですv

周りの人が言っていたのですが、「皆、他に仕事しているのに こういう曲を練習してるわけでしょ? すごすぎ。」…って、私もそう思いました。もちろん、素人とは違って音楽を勉強された方が集まっているのだとは思いますが、他にやることがあって その時間の合間に皆で練習されるのって、すごい集中力です。それだけ音楽や演奏することがお好きなのでしょうね。大変楽しませていただきましたv

最後にこれも自分が忘れないために書いておきたいのですが、文京シビックホールのジューススタンドって苦情が来ないのでしょうか?! 数年前と全く現状が変わっていない!
区の施設だから仕方がないのかしら。
スタッフが少ない上に導線がなっていないから、ずっと待たされた挙句に飲み物が買えずに開演時間になってしまう人続出(私も買えなかった経験あります)。
買えても20秒位で一気に飲まないと、後半に間に合わない状態で…でも喉が渇くので、少しでも飲みたいのです。
スタッフは一生懸命仕事しているからスタッフのせいではない。これは人員体制を考えている組織の問題です(怒)

今年からは「外出ると近くにコンビニがあるので、そちらもどうぞ!」って案内してくれたのはいいのですが、20分の休憩中10分並んだ後に言わないで欲しいです。最初から言ってくだされば、コンビニへ行ったのに(涙)
文京シビックホールの場合、ジューススタンドは使わずにコンビニへ行く! と頭の中にメモをしておきます。皆様もお気をつけて。

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■ 7月5日(土) 

マトリョミンの発表会の時「テルミン博士って『テルミン』って名前で良かったよねー」と、教室の人が言いました。

「だってさー、例えば『テルミノフスキー』というようなロシアでよくある「○○ノフスキー」みたいな名前だったら、楽器そのものが『テルミノフスキー』ってなるわけじゃない?」

ふむ、確かに。

「だったら、『マトリョミン』も『マトリョノフスキー』になっていたと思うよ」

マトリョーシカ+テルミノフスキー=マトリョノフスキー…可愛くないなぁ。

なんて先週のことを思い出しながら 今日は新クールのマトリョミン教室の日だったのですが、早速お休みをしてしまいまして(汗)、文京シビックホールへコンサートへ行って来ました! ラ・フォル・ジュルネが結んだ不思議な御縁ですv
私にとってラ・フォル・ジュルネは大切なイベントだなぁと思います。
指揮者が元ベルリン・フィルのヴィオラ奏者の土屋さん! 素晴らしい指揮でした。
演奏も良かったです。びっくりしました。ブラームス2番のラストは鳥肌が立ちました。
1週間の疲れが吹き飛んでしまいました。

詳細は明日の昼間に…
今、パソコンのある部屋に久しぶりにGが飛んできて、怖くて仕方がありません。
早く電気消して寝ようかと思っています。メールも何も、全て明日します!
その間にGがどこかへ逃げてくれることを願っています(結構大きいのですよ。しかも飛ぶんですよ!!!)。

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