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■ 2008年3月の日記 ■

… ノセダ氏+ヒラリー・ハーン祭りな3月でした。指揮台を降りたノセダ氏、モデルみたいに格好良かったですv …

■ 3月30日(日) 

4月からのNHKスーパーピアノレッスンはミシェル・ダルベルト先生の再放送ですが、その次の8月からはマリア・ジョアン・ピリスさんのワークショップだそうです!!!
楽しみですね〜vvv ピリスさんの言葉はとても重いし、ピアノ知らない私でも色々吸収することがあるような気がします。これはベロフ先生もダルベルト先生も同じですが…
久しぶりに再放送ではないので、とても嬉しいです。

昨日の川畠さんのコンサート(とても良かったです。時間が無くて週末には書けませんでしたけれども)の帰りに、久しぶりに川畠さんのファン友達と会いました!
彼女と前回お会いしたのは紀尾井のソナタシリーズ(9月)の時で、この時はお腹に赤ちゃんがいたのです。昨日は、当然その赤ちゃんがベビーカーに乗っていた訳で。
超・可愛かったですvvv 皆のいる中で泣いたりしないし、賢い子です。

彼女は川畠さんの大大大ファンなので、何年か経ったら母娘でコンサート会場に足を運ぶのでしょうねv 小さい時から一杯、一杯(川畠さんの)音楽聴いて育つのかもしれませんね(人の家庭を勝手に想像する私)。

・・・と、嬉しくてお話ししていたら つい帰りが遅くなってしまい、マトリョミン教室は最後の30分しか出られませんでした(汗) しかも聴診器の具合が悪いのか 自分の音が全く聴こえなくて、途中で音源切ってしまったりして、全く練習になりませんでした。
さらに隣の人のマトを干渉させてしまい(マトリョミンも相性があって、近寄るとピーピー干渉させてしまうことがあるのです。なので、発表会の時の並び方決めるのは大変なのです)、私、来なかった方が良かったのでは… みたいな状態に(涙)
次回の教室は頑張ります…

教室の後は、数人でのアンサンブルの練習。
数人だと音を小さくしてごまかすことも出来ないし、練習不足で指がきちんと動かせなかったりして、ものすごい注意を受けるだろうなぁ…とドキドキしていましたが、「1回目の音合わせにしては、なかなか良いよね」と言ってくれたので一安心(涙) なんて優しいんだ…
でも「1回目の音合わせにしては」ですから、要練習です。>してないけど。

帰る頃は22:30過ぎになっていましたが、渋谷の夜の桜の道がとても綺麗でした。

今年もまた9月にバラホフスキーさんとノヴォシビルスク室内合奏団での「ヒーリングクラシックス」をやるそうです。
これ、すごい微妙なコンサートだったのですよね… 最後は良かったのですが。
バラさんの魅力は一杯だったのですが、どちらかというとミシュクさんとのリサイタルを沢山聴きたいな、みたいな。舞台上のロシアの空気と客席の日本の空気とがずれてしまったというか何と言うか。でもバラさんの演奏が聴きたいから、秋は土・日で行く予定です!
その後は待望の、デュメイさんがご来日!!! きゃ〜っvvv 楽しみ♪ 楽しみ♪

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■ 3月23日(日) 伊福部 昭 ヴァイオリン協奏曲〜ピアノ・リダクション〜 発売!

ベト7にはまっています、と昨日書きながら…
本日は久しぶりに池袋のMITTENWALDさんに行ってまいりました!

先日ミッテンさんは創立10周年のアルバムを出されました。

伊福部 昭 ヴァイオリン協奏曲〜ピアノ・リダクション〜
ヴァイオリン:佐藤久成 / ピアノ:岡田将


画像はNewアルバムのため掲載は控えますが、MITTENWALDさんのHPHMVでジャケット見て確認して下さいね!
スペシャル・サンクスで知人の名前があるのも私としては嬉しいです。

伊福部 昭さんというと、宇宙飛行士の土井隆雄さんが目覚ましで流した「ゴジラのテーマ」を作曲した方です。ゴジラのテーマはラヴェルのピアノ協奏曲と似ている部分がありますけど、それについては歌詞カードに少し書かれています。私はゴジラ→ラヴェルの順で聴きましたので、最初とても驚きました。

・・・と、ゴジラのテーマについては置いておきまして、このアルバムを早速聴きました。

とっても、素晴らしいです!!! きゃ〜っ!!! アルバム発売記念コンサートやらないかな。

だまされたと思って、ぜひぜひ一度聴いてみてください。決してだまされませんから。
伊福部さんの曲もいいですし、佐藤さんのヴァイオリンと岡田さんのピアノもいいですし。
岡田さんというと「金色のコルダ」でピアノ担当されている方です。最近キャラクターのCD出されたみたいで、買おうか迷っているところです(笑い)
クラシック倶楽部でも、ぴあのピアでも登場されていますね。私の好きな日本人のピアニストと言ったら、今は岡田さんか菊地さんか…という位で(御2人しか知らないのかもしれませんが、汗)。そういう面でもお勧めです。

また実際に聴いてみて、ヴァイオリンの演奏が気に入られた方は、佐藤さんのコンサートに行かれることをお勧めします。私も佐藤さんの演奏は一度しか聴いたことが無いのですが、でもこの曲を聴くと、佐藤さんの弾いている姿が目に浮かんできます。すごく佐藤さんの弾くスタイルと、この曲が合っている気がします(素人意見ですが)。

以前、同じくミッテンレーベルの中野稔さんのCDについても書いた気がするのですが、日本人が作曲した曲って何か古臭い感じがして(という表現は適切ではないかもしれませんが)手に取る機会が少ないのですが、こういう曲を聴いてしまうと、日本人最高!みたいな、いかに自分の考えが貧困だったかを思い知らされます。
日本人が書いた曲を日本人が聴くわけですから、気持が通じる確率が高いの当たり前ですよね。古臭いどころか とても新鮮ですし、皆でどんどん聴くべきだと思いました。
この曲を「こんな感じ」と上手く表現出来ないのがもどかしいですが、とてもおすすめです〜
とりあえず、私の明日の通勤中のBGMはこのアルバムに決定v

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■ 3月22日(土) ここ数日はアバドさんに夢中!

BBC放送は何とか録れそうな方法を見つけました。録れなくても(録りたい…というよりも、録るための過程を探すのが好きなので)、1週間はオンデマンドで楽しむことが出来ますので、その時はまたお伝えしたいと思います♪
今になって、やっとヤンソンスさん+バイエルン放送交響楽団@サントリーホールのブラームス1番の良さが分かってきたような気がします…
聴いていて、ドキドキワクワクするようになりました。>遅いよ。
思い出を増幅させるためにも、音源ってあればある程いいなと私は思います。

ラ・ヴァルス熱はひとまず置いておきまして(いえ、こちらも並行して聴き続けたいのですが時間が足りなくて)、今聴いているのはベートーヴェンの交響曲第7番です。
先日のBBCフィルの不完全燃焼が腑に落ちなくて、理想の7番を求めてDVD観ています。
そして BBCフィルの良かった部分の思い出とすり合わせていくというか(笑い)

出会ったのがこの2本。
どちらも「これ、これっ!!!」って言いたくなる位、素晴らしいと思います。曲が終わっても、もう一度再生したくなります。私が言うまでもなく、元々有名な演奏ですv

ヨーロッパコンサート1996 ヨーロッパ・コンサート1996
指揮:クラウディオ・アバド
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1996年5月1日 マリインスキー劇場(サンクト・ペテルブルク)

最近BSで週末にアバドさんのコンサートが放送され続けていましたが、気にしてはおりませんでした(大御所の方だと思いますが興味無かったので)。
でも、この演奏を見てしまうと「きゃ〜っ!」と言わずにはいられない(笑い) アバドさんもベルリン・フィルもすごく格好良い。見た目…ではなく、演奏とその場の雰囲気が。
こういう7番を生で聴きたい…って思わずにはいられません。

時々アップで映る、フルートの方がものすごく上手くて、超ハンサムで!
誰なんだろう…そして、今はどのようなお姿になっているのかしら…vvv
―― なんて思いましたが、調べるまでもなく、この方がエマニュエル・パユさんでした!>私の恋は約1分で終わった…みたいな(笑い) 今のパユさんも素敵ですが、美的にどうかというとちょっと違うかなぁと。 昔はものすごくハンサムだったのですね。知りませんでした。上手いなぁ。今度聴きに行きたいです。

ベルリン・フィルすごい〜!!! と、今更ながらにベルリン・フィルの名前を気にしだしたら、BSでベルリン・フィル特集が長時間やっていて、思わず見入ってしまいました。カラヤンも素敵…なんて(笑い) 映像の編集センスはいかがなものかと思いましたが(汗)
アバドさんのレクイエム(だったかしら)にはじーーーんと来るものがありました。音楽に自分の命を捧げているみたいな気がして。今にも倒れてしまうのではないかと。

クライバー、コンセルトヘボウ 指揮:カルロス・クライバー
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
1983年10月 アムステルダム、コンセルトヘボウ

私が初めて聴いたベートーヴェン 第7番のCDはもしかしたらクライバーさんのものだったのかな…と思えるくらい、私が希望しているような迫力とテンポの演奏でした。とても良かったです。第4楽章は、先日のBBCフィルでキャーキャー言っていましたが、それを超えるものです…はい。すごいスピードで一気に弾き上げています。
演奏が終わると、クライバーさんが汗びっしょりなのは分かりますが、コンセルトヘボウの皆さんも汗かいていて、ハンカチで額とか拭いていました。指揮者とオケとが火花を散らしてやりあっていたのだなぁということが伝わりました。

ベルリン・フィルもコンセルトヘボウも上手いのは当たり前で、その先の世界を見る・感じることが出来る、素晴らしいDVDでした。とりあえず、7番についてはこの2本で大満足ですv

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■ 3月18日(火) 

愛しの(?)ノセダ氏祭りが終わりました。何か一気に気が抜けてしまったというか、これでしばらくノセダ氏の指揮を見ることは出来ないのね…と思うと少し悲しいです。
ヒラリー・ハーンさんも最後まで可愛かった!!!
素晴らしいヴァイオリニストですね。来年も聴きに行きたいです。
横浜みなとみらい公演については、後ほど綴ります。

今回ずっと演奏を録音していたのはBBC放送だったようで、みなとみらいホールではその説明がされていました(BBCが録音しているので、携帯の着信音などにはお気を付け下さい、みたいな)。

そして、現地時間の3月31日PM7:00-8:45(日本時間4月1日AM3:00-4:45←で合っているかしら)にBBC RADIO 3(イギリス国立放送)でサントリーホールでの公演(妖精の口づけ、シベリウスVN協奏曲、チャイ6)が放送されるようです♪
BBCは私、録音に成功したことが無いので どうしたらいいのか…と思っています。火曜日早朝に起きるものねぇ…(日中寝てしまうし) でも、挑戦してみます。

チャイ6の第3楽章を、皆様もぜひぜひお楽しみくださいv

19:00 31 March 2008 Performance on 3 BBC Radio3
Complete performance
Catherine Bott introduces a concert given by the BBC Philharmonic at Tokyo's Suntory Hall on their recent tour of Japan and South Korea.

The music of Tchaikovsky dominates the programme, which also includes Stravinsky's Divertimento and American violinist Hilary Hahn joining the orchestra for a work by Sibelius.

Hilary Hahn (violin) / BBC Philharmonic Orchestra / Gianandrea Noseda (conductor)
Stravinsky: Divertimento (The Fairy's Kiss)
Sibelius: Violin Concerto in D minor, Op 47
Tchaikovsky: Symphony No 6 in B minor, Op 74 (Pathetique)

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■ 3月9日(日) 只今、ラ・ヴァルスにはまっています!

梶本の3月の情報誌が出たようですが、それにはなぜか秋のスケジュールにデュメイさんのお名前が無い! 何度見ても9月はルガンスキーさんと児玉桃さんのお名前しかなくて。
今年は梶本主催ではリサイタルをされない、ということなのでしょうか(涙) だったら、色々な団体でデュメイさん呼んでいただきたいなぁ。・・・って、もう今からでは遅いですね。
これから発表になるコンサートとかあるといいのですが!

さて、ここ1ヶ月 私はラヴェルの「ラ・ヴァルス」にはまっています。

菊地裕介「ラ・フランセーズ」 きっかけはこのアルバム。
菊地裕介さんのデビューアルバム「ラ・フランセーズ」です。
タイトル通り ドビュッシー、ラヴェル、プーランク、フランク・・・とフランス物を収録されてるアルバムなのですが、なかでもラ・ヴァルスが私の中での大ヒット!!!
1月の唯一の日記にも簡単に書きましたが、こちら菊地さんの多重録音による2台ピアノ版なのです。何度聴いても飽きないし、何時までも聴いていたい…という位お気に入り。通勤中に聴いて、朝と夜のモヤモヤ感を吹き飛ばしています。もちろん、ラ・ヴァルス以外も素敵な演奏がぎっしり詰まっていますよ♪
菊地さんは音の強弱の出し方とか、目には見えませんがピアノの鍵盤のタッチの仕方とかが、私のイメージするフランスというか(デュメイさんをイメージする時のフランスとは違いますが)、ジェントルマンだなぁと感じるような演奏だと思います。音が瑞々しくて輝いているし、少しだけ高級そうな、でも決して遠い存在ではない、私たちが背伸びすれば手に届く位の高さにいるような世界を見せて下さっています。
ラ・ヴァルスに関して言えば、「お洒落で華麗、楽しくもありミステリアスでもある」って感じでしょうか(なんだそりゃ)。

「渦巻く雲の切れ目からワルツを踊る何組ものカップルが見える。雲は次第に晴れて、旋回する人々でいっぱいの大広間が見えてくる。舞台は次第に明るくなり、シャンデリアの光はフォルティシモで輝きわたる。1855年頃の宮廷」

と、スコアの冒頭には書かれていて(アルバムの解説書より引用)、元々はオーケストラ版(バレエ音楽として完成するように依頼されていた)、完成直後にピアノ独奏版と2台ピアノ版に編曲されたそうです。
正にこの通りの演奏で、もわもわっとした中から、徐々にワルツを踊っている人たちが見えてきて、パーティーの最高潮に達して盛り上がるような曲です。そして、急に終わってしまうのです。楽しいことは長く続かない(一瞬の美である)とでも言うかのように。

菊地さんの他にも魅力的なラ・ヴァルスを求めて、色々聴いてみました。

小山実稚恵「Ravel Piano Works」 小山実稚恵さん「Ravel Piano Works」。ピアノ独奏版。
小山さんの演奏もフランスだなぁと感じます。音が輝いています。力強い演奏で(男性並に力強く弾ききっているのに、粗野な所が無いのですよね)、最後の盛り上がりは圧倒されます。
素晴らしい! たくさんの音が一度に溢れていて、1人でこれだけ大きな世界を表現できるのはすごいと思います。
リサイタルで弾かれる時がもしあるのなら、聴きに行きたいです。

maurice ravel 「maurice ravel」。
グラモフォンから出ているラヴェル作品のオムニバス。ベルリン・フィルの演奏が収録されています(オーケストラ版)。
オケ版は3月にヤンソンス氏+コンセルトヘボウもドビュッシー「海」と一緒にアルバム出しますね♪
というか、この組み合わせは今年の秋にラ・ヴァルスを背負って来日されます(聴きに行かねば…!)。
ベルリンフィルもコンセルトヘボウも演奏的には何の申し分もないのですが、個人的にはピアノ版の方が好きです… オケ版は、世界が果てしなく大きすぎて(「大舞踏会」みたいな)、逆に焦点がぼやけてしまうというか。私の好きなフレーズとか、もやっとした感じで楽しみが半減するというか。(悪くはないのですが…好みの問題ですね。) 踊っている会場全体は見渡せても、一組一組の踊りが具体的に見えない感じがして私としては物足りないです。
でも、この曲を指揮するヤンソンスさんは素敵だろうなぁ…vvv

ということで2台ピアノ版が一番私好みのようですので、2台ピアノ版も探してみました。

アルゲリッチ&フレンズ マルタ・アルゲリッチ「アルゲリッチ&フレンズ」(DVD)
こ、れ、が、ものすごく すごかった!!!!!
このアルゲリッチ+ネルソン・フレイレのラ・ヴァルスは有名な演奏のようなのですが、納得。
空いた口が塞がらないというか、もうこちらは馬鹿みたいにポカンとその演奏を見ているしかないというか。超絶技巧とは正にこういう演奏のことなのですね。2人の演奏の熱いこと、熱いこと。
ラ・ヴァルスの雰囲気どうこうというよりも、「ピアニスト・アルゲリッチ、フレイレここにあり!」みたいな演奏。2人の世界に引き込まれてしまいました。手の動きが早くて、残像が見える位です。まるで神業! ピアニストってすごい。
(もちろん、ヴァイオリンや他の世界もすごいですが。)

映像としては小川典子さんと田部京子さんによる演奏もありますが、こちらは少しゆっくり目。女性らしいラ・ヴァルスに仕上がっていると思います。個人的にはスピード感的に物足りない気がしますが(といっても迫力はあります)、これは好みの問題です。こちらも素晴らしい演奏でした。

アルゲリッチさんは何かの次元を超えているような演奏される方でした。(今まで名前は知っていたのですが、演奏される姿は見たことありませんでした。)映像は若いころのアルゲリッチさんなのですが、もう「アルゲリッチ姉さん」と呼びたい位、演奏する姿は美しいし、格好良かった! ちょっと口ずさみながら弾く姿がいいですね。一気に私の中で関心度急上昇のピアニストとなりました(笑い) 何度見ても姉さんは格好良いです。
今のアルゲリッチさんの生の音を聴きに別府に聴きに行きたい位です。でもそれは難しいので、今年は紀尾井ホールのコンサートに行こうと思っています。

Rakhmaninov Ravel Poulenc 最後は「Rakhmaninov Ravel Poulenc」
ニコライ・ルガンスキー&ヴァディム・ルデンコの演奏です。
1994年のチャイコフスキーコンクール最高位(ルガンスキー)と3位(ルデンコ)の御2人だそうです。
ルガンスキーさんはレーピンさん(vn)とのデュオリサイタルの映像で素晴らしい伴奏をされていたので以前関心があったのですが、それからさっぱり…な存在となっていました(ソロの時の魅力が見つけられなくて。←失礼な私)。菊地さんが素晴らしくて、さらにアルゲリッチさんの演奏を知ってしまったからには、今更新しい発見もあるまい…なんて思っていたのですが。

―― ありました。

ルガンスキー&ルデンコの演奏は、『バレエの国・ロシアの人だなぁ』というようなワルツでした。リズムの取り方というか、音の切り方というか。私がワルツと言って想像する世界は、このようなロシアのワルツ。三拍子で踊るといったら、これしかないでしょう、みたいな。
だから「そう、これ!これ!」って、初めて聴いたのに懐かしい感じがしました。本来のフランスとは少し離れてしまう気がします(笑い、でもこれはこれで良いのです) 私は楽譜が読めませんし、元々ラヴェルがどのような曲を書いたのか分らないのですけれども。
ルガンスキー&ルデンコ組の盛り上がる部分の迫力は、アルゲリッチ姉さんに負けないくらいすごいものですよ。ガンガン弾いちゃってます!

菊地さん、アルゲリッチさん、ルガンスキーさんのラ・ヴァルスは3つともメリハリの付け方など全然種類が違ったものでした。そして、それぞれが素晴らしい! ラ・ヴァルスの魅力にますます取り憑かれてしまいそうです。
現在探しているのがセルジオ・ティエンポの演奏(恐らく2台ピアノ版)。廃版のようで見つからないのですが… ラ・ヴァルスの名演はこれからも地味に探し続けていきます(笑い)

ラ・ヴァルス好きだぁ〜!って叫びたくて、今日はジャケットスキャニングしたりして頑張ってしまいました。頑張った割には中身ありませんが…>いつものことか!

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■ 3月8日(土)その2 今年の私の熱狂の日(決定)

本日はラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2008の第2弾先行予約発売日でした。
2月末は熱狂の日フレンズ(チケットぴあ)用、本日はイープラス(e+)とローソンチケット。一般販売は3月15日(土)です。

前回私が取れなかったチケットは、5月6日のケフェレックさん(ベートーヴェンのピアノソナタ14番「月光」・31番)と5日の庄司紗矢香さん&小菅優さん(シューベルトのロンドop70 D895・幻想曲op159 D934)でした。
庄司さんは時間も遅いし、取れないなら取れないでまぁいいか、だったのですが、ケフェレックさんは出来れば聴きたい。ケフェレックさんの31番はどんな世界なんだろうって。
自由席のチケットだから、あとからゆっくり取ればいいやって思っていたら完売していたのですよね。今年はチケット争奪戦が激しいようで、自由席も次々と完売してるようですが、ケフェレックさんの人気は特にすごいようです。それをこの前感じました。

本日10時。イープラスのホームページと私は闘いましたが、想像通り全くつながりません。
10分後にやっとつながりましたが、すでにケフェレックさん完売!
続いて庄司さんも完売!!!
すごい… 今年の5月の東京国際フォーラムは、どれだけ混むのだろう…
取れないとなると、余計にケフェレックさんの31番が聴きたくて仕方がなくなるものです。

よし。12時からのローソンチケットも頑張ってみるか!

と、急遽登録をして、ローソンチケットにも挑んでみました(イープラスとローソンチケットは開始時間が違うのです)。

そうしたら、嘘のようにすんなりとケフェレックさんのチケットを取ることが出来ました。
じゃ、じゃあ、庄司さんも大丈夫かな? と、半信半疑で申し込んでみたらこちらも問題なく取れました。 良かったですけど、こんなに簡単に取れていいのかしら…っていう気分。チケット会社の知名度の問題なのでしょうか。
心配で、午後に発券してきました。きちんと取れていましたよ。ははは。

31番楽しみだなぁ…♪ そして、初めての小菅優さんもどんな演奏をされる方なのか、今からワクワクしております。庄司さんと小菅さんの組み合わせって、きっとフレッシュで素晴らしい世界が展開されるのでしょうね。夜遅い公演なので、疲れて眠ってしまうことの無いように気をつけないと、です。

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■ 3月8日(土) ヤンソンス&BR再び…!!!

雪こぐま家のコピー機(リース)の印刷料金を今まで知らなかったのですが、先日明らかにカウント間違えと思われる料金の請求が来たので初めて請求書を見たところ 「何じゃこりゃ〜!!!」 な料金体系になっていたので、只今 私がリース会社と交渉中…というか苦情申し立て中です。でも平日日中は仕事ですし、なかなか相手からの電話に出ることも出来ず、「そんな中途半端なことしか出来ないなら最初からやならきゃいいのに(そのままにしておけばいいのに)」と母に怒られ中でもあります(涙) >その通りなので何も言えないのですが。
でも家族は、料金に無関心過ぎます。(儲かっていない)会社の経費なんだから、もっと厳しく考えないと。相手にとってはいいお客さんだよなぁって思います。

さてさて、3月5日のベストオブクラシック。皆様、たっぷりと楽しみましたでしょうか?!
ご心配いただいた方々(いらっしゃったら)ありがとうございました。
私も無事に予約録音出来まして、楽しむことが出来ましたvvv 良かったです…

聴き終わってから、当時の自分の感想を読み返してみたのですが、感じたことはほぼ同じでした。演奏はすごくいいと思うのですが、自分の好みとは少し、ほんの少しなんですけれども、違うかなぁと。すごいけど、マラ5のようにキャーキャー言えない。

自分の波長とぴったり合った演奏に出会うと、音が言葉に聴こえてきて、心の中で自分も一緒に歌い出すのですよね。そういうフレーズが1曲の中に1つでもあると、感無量…というか、とても幸せな気持ちで1曲を聴くことが出来ます。生とかCDとか関係無しに。
私にとってデュメイさんの演奏が正にそれで、ほとんどの演奏が言葉に聴こえるのです(もちろん違うな…っていうのもあります)。だから、どうしてもデュメイさんにはキャーキャー言ってしまう(爆)大好きなんです、デュメイさんの演奏。

ヤンソンスさんも華麗に指揮されるお姿の力もあるのかもしれませんが、言葉に聴こえることが多いです。でも、この日はだめだったのですよね… ヤンソンスさんの指揮される姿だけが音から浮いてしまったように感じた記憶が残っています。指揮と音楽が別のものに思えてしまって(ヤンソンスさんの魅力は、その場の音を支配している、力のすごさにあると思います)自分の気持ちが目の前で展開されている世界に入っていけませんでした。
ラジオ録音聴いていて、それでもブラームスの第4楽章はすごくいいな、と思ったのですが、当時もそう思っていたようです。アンコールも良かったです。

そうは言っても、本当に素晴らしい演奏だったと思います♪
(これのどこに文句があるのかって自分でも言いたい位)
奥田佳道さんの解説によりますと、ヤンソンスさんとバイエルン放送交響楽団は2012年まで契約をされたそうで、また、来年再びこの組み合わせで来日されるそうですし、今後も期待できそうですv

また、奥田さんは「只今ヤンソンスはバイエルンとメゾソプラノの藤村美穂子さんと一緒にミュンヘンでワーグナーやっています」のようなことを言われておりましたが、その中の公演の1つが本日ネットラジオで生放送されておりました。オンデマンドで聴けますので、興味のある方はぜひどうぞ。私は今朝、途中で寝てしまって全部は聴いていませんが、ぜひ生で聴いてみたい!と思うような演奏でしたよ。

Latvijas3 ※ こちらの21:05をクリックして下さい

ワーグナー: 歌劇「タンホイザー」より 序曲
ワーグナー: 楽劇「神々の黄昏」より ジークフリートのラインへの旅
ワーグナー: 歌劇「ローエングリン」より 第3幕への前奏曲
ワーグナー: 楽劇「神々の黄昏」より ジークフリートの葬送行進曲
ワーグナー: 歌劇「タンホイザー」より バッカナーレ
ワーグナー: ヴェーゼンドンクの5つの詩
ワーグナー: 歌劇「ローエングリン」より 第1幕への前奏曲
ワーグナー: 楽劇「ヴァルキューレ」より ヴァルキューレの騎行
藤村美穂子(Ms) マリス・ヤンソンス指揮 バイエルン放送交響楽団
2008年3月7日 ミュンヘン、ヘルクレスザールより

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■ 3月3日(月) 今晩の夕食はちらし寿司でした!(ちらし寿司大好きです)

先日Googleで川畠さんのことを検索しようと「川畠」と入力したところ、
関連検索で「雪こぐま 川畠」と出ているのでびっくりしました(大汗)
すごく大胆な検索をされていらっしゃるなぁ…と思うと同時に、恥ずかしいので控えていただけたら…と思いました。調べたところで、何も良い情報は出てきませんし。
>他のキーワードでもこちらに来れると思いますので、御協力よろしくお願い致します!すいません。

只今私は、3月5日(水)のNHKFMのことで頭が一杯です(笑い)

19:30〜21:10 ベストオブクラシック
                         奥田 佳道
 − マリス・ヤンソンス指揮、バイエルン放送交響楽団 −
「交響詩“ツァラトゥストラはこう語った”作品30」 R・シュトラウス作曲(37分30秒)
「交響曲 第1番 ハ短調 作品68」     ブラームス作曲(48分30秒)
「ハンガリー舞曲 第5番 嬰ヘ短調」     ブラームス作曲(3分30秒)
「組曲“ばらの騎士”から 最後の部分」 R・シュトラウス作曲(2分00秒)
(管弦楽)バイエルン放送交響楽団 (指揮)マリス・ヤンソンス
〜東京・サントリーホールで収録〜 <2007/11/19>


昨年聴きに行ったヤンソンス氏のコンサートの中で、この日が一番しっくり来なかったものでありますが、でも聴けるものならもう一度聴きたい!
アンコールのハンガリー舞曲とばらの騎士は特にお勧めです♪
この日は確かにオケの間に何本かマイクが立っていて、ツァラの時はカメラも回っていたのですが、てっきりバイエルン放送のものかと思っていました。NHKだったのですね。いつか映像も見ることができるのでしょうかv 芸術劇場などで。

家は電波状態があまり良くなくて、FMとはいえ、ラジオがきちんと録音出来るのか心配。明日一度予約録音を試しておこうかと思っています。
それに、録音方法がネットラジオと違ってMDになるので、録った後の編集が出来ないのですよね。(いえ、方法はあると思いますけれども、調べてまで編集する気力が無いというか。) 色々な意味で気が重いですが、でもきちんと録音出来るといいなぁ。

ヤンソンス氏&バイエルンと言えば、週末、ネットラジオで昨年のルツェルン音楽祭でのマーラー5番が放送されていました(これも、今年の初めにすでにNHKFMで放送されていたのですよ!FM放送、侮れません)。
マーラー5番はなるべく録音しようと心がけているのですが(演奏者関係なく)、今まで一度も最後まで録音出来たことはありませんでした。なぜか、第5楽章の初めで切れてしまうのです(爆) これからが盛り上がるところなのに!!!
今回週末ということもあって、ソフトを2種類使い、また自分自身も早朝に起きて聴きながらチェックしたところ(おたくだ…)、初めてきちんと録音出来ました(涙) 何か、勝負事に勝てたような気がして嬉しかったです。

この演奏がまた素晴らしくて! 家ではずっと聴いています。昨年のミューザ川崎やサントリーホールでの演奏を思い出してしまいます。ヤンソンス氏とバイエルンの皆さん、そしてバラホフスキーさんのあの息の合った演奏とお姿。もう一度聴きに行きたいです。
セバスチャンを筆頭としたチェロ軍団の勢いとか、管の響きとか、リズムとか、あの時とそっくり。きっとヤンソンスさんも華麗な指揮をされているはずですv

音楽ってすごいですよね。演奏している時間はほんのわずかですけれども、記憶の中では演奏も感動も興奮もずっと残る。
全何十巻の漫画を一気に読んだり、ディズニーランドに行ったり、映画を観たり、海外旅行をしたり…そんな時に得られる満足感・幸福感と同じ、いえそれ以上のものをたった数時間の間で吸収できるのですから!

ディズニーランドも映画も海外旅行も以前に比べてあまり興味が無くなっているのは、そういうことなのでしょうね。友達づきあいが悪くなったり、インドア派になったり(これは元々か!)であまり良くない傾向かもしれませんけれども(汗) 何事も、ほどほどにしなくては。

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■ 3月1日(土) その2〜書ける日にたくさん書いてしまおうかと(笑い)

本日はロシア料理教室の日でした。
秋にお子様が産まれるタチヤーナ先生。今までずっと金髪にされていたのですが、お子様にプリーチ剤は良くないということで、髪を染めるのを止めていらしていました。ロシアの方って皆様金髪かと思っていたのですが、先生の髪は本当は茶色でした。こちらも素敵。
髪の色が違うと、化粧の仕方もアクセサリーも変わってくるから大変! という言葉には頭が下がりました… 本来は、そうあるべきですよね。見習わなくては。

ウクライナワインが美味しい! 本日は、ウクライナ風キノコのスープと魚と野菜の蒸し煮込み。いつもの料理に比べると、どちらも簡単に作ることが出来ました。

キノコのスープがどうしてウクライナ風かというと、ガルーシキを入れているから。ガルーシキとは私もよく分りませんが、ニョッキみたいなものです。ウクライナ独特の料理法なのだそうです。
これをスープに入れたら想像以上に大きくなったので苦笑い。かなり小さく作らないとだめみたいです。

ものすごくキノコ〜って風味が全開のスープでした。なかなか美味しかったですよ♪

一緒に、ウクライナのワインもいただきました。これがフルーツワインなのか、甘くて美味しかった! 普段は飲まないのに、美味しかったのでつい普通に飲んでしまいました。帰りの電車は爆睡でした(苦笑い)

ワインが体に少し残りつつ、夜はマトリョミン教室。
あまり練習していない曲をやったので、ボリュームすごく小さくしていたら電源そのものを切ってしまったようで。全然音が鳴らないマトに向かって弾くのも変な気分でした。
マトは休んでばかりいたせいで、皆に追い付くのが大変です…

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■ 3月1日(土) 会社ネタ2題 〜疲れましたが楽しい1週間でした

あっという間に3月です!>きゃ〜っ!!! 何にもせずに2月が終わってしまった。
1年振りのノセダ氏の指揮v そして初めてのヒラリー・ハーンさんvvv
楽しみ、楽しみ♪ な私の3月が始まります。

先日 朝礼の司会者が「昨日、Rさん(女性)が入籍致しました・・・」と言ったので、その時は相手はどんな方なんだろう・・・って思っていたのですが、正しくは

「昨日、僕とRさんが入籍致しました」

だったのだそうな。

えーーーーーーっ!!!

って、もうびっくり。全然気がつかなかった。
Rさんは中国の方なんですけれども、国際結婚が当たり前の世の中とはいえ、やっぱり御2人の決断はすごいなと思います。末長くお幸せにv

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会社での私の前の席は会長なのですが、最近仕事に熱心で毎日出社されるので、ここだけの話、精神的にものすごく疲れます… 機嫌悪いと怖いし(爆)

ですが、今週1週間は海外出張でした! やったーーー!!!

・・・という安易な考えが甘かったのですね(涙)

いつも支店間とは、基本的にはSkypeを使ってやりとりしています。無料ということと、顔を見て話が出来るということで会社の方針になっているのです。

忘れていましたが、当然海外先からは会長からSkypeが鳴るわけです。しかも、頻繁にあちこちの部署に。

ピピピ・・・ ピピピ…

ずっと鳴り続けているのですよね。席を外しているのか何なのか分りませんが、誰も取らない。(隣の人でもいいから取ってあげればいいのに!)

少しすると、呼び出し音が当然切れます(相手が諦めるから)。

そして約15秒後・・・

ピピピ… ピピピ…

!!!!! きゃ〜〜〜っ!!!

って、こういう時は、必ず私のSkypeが次に鳴るのですよっ(涙)
もちろん、会長からです。
私は席にいることが多いですし、Skypeの状態はいつも気を付けているので、ほぼ確実に出ることが出来るのです。出来ないと出来ないで、後が怖いし…

「皆、出ないけど悪いけど社内の状況教えてくれるかな?」
って、会長の機嫌の良い時はいいのですが、悪いときは本当に最悪。
私が各部署の仕事の進捗状況が分かるわけでもなく。仕事が進んでいないからと言って、私のせいでも無く。そして、なぜか私が怒られたり他の部署の机の移動とかハブの床の埋め込みとか先頭切ってやるはめになったり(涙)

1日これだと、本当に疲れます。1週間、家に帰るなりそのまま倒れ込むように寝てしまいました。唯一見ている「斉藤さん」も、テレビの前で寝てしまって話が分からなかったし。ショック。

Skypeやっている方はご存じだと思いますが、Skypeが鳴ると自分のIDに張り付けてある画像(会長は会長ご自身の写真を使っています)と名前(会長のフルネームで登録されています)の画面が、奥からピピピ・・・の音とともに現れてくるのですよね。顔写真と名前がセットで現れるわけです。傍から見ればコントですが、当事者はシャレになりません(苦笑い) 怖いですよ。
またこの、他の人への呼び出しが切れてから、自分の所が鳴るまでの微妙な「間」なども恐怖感を煽るのですよね。「あ、やっぱり今のは会長だったか!」って。

会長が連絡取りたい相手に限って、カメラとマイクを持っているにもかかわらず、机にしまい込んでいたり、音の調子が悪かったりと、これもきゃ〜っ!な状態でした。
(週末帰国されるということですので、Skype地獄からは解放です・・・)

この状態はともかく、Skypeはとても便利でお得な通信手段だと思いますので(もちろんチャットも出来ます)、お勧めですよ♪ 皆様もぜひ。

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もう1つおまけ。
一昨日の帰りに、前に歩いていた人が携帯で大きな声で話していたのが自然と聴こえてしまった時の内容。

「あ、もしもし。パパだけど。
あのね、今日社長と面談して話をしたのだけれど、
面接の時に『参考書を3冊読みました』と面接官の人に言ってくださいって。
それを言ったら、即採用ですってことだから。
『参考書を3冊』だからね!じゃあね!」

思いっきり縁故採用では…
いいけど、別に。
ものすごく大きな声でしたので、後ろ歩いていてズルッときてしまいました(爆)

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