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■ 2004年9月の日記 ■

… プロ野球、初めてのスト! マリナーズのイチロー選手、シーズン最多安打記録達成なるか?! …

■ 9月29日(水)  月に2回は、なりきり日記で…

と、先月末に書いたことを今日思い出しました!
今月もあと2日。今日と明日なりきれば、とりあえず2回…なんて思ったりもしましたが、予想外に今はまってしまったことがありまして、断念しました。>別になりきらなくても問題ないけど…

書店を調べているうちに脱線してしまったのですが、「Net Transport」 というストリーミング保存ツールに出会ったのです。以前の日記に私は「マツケンの振り付け映像を保存したい」というようなことを書きましたが、そういった映像をファイルで保存ができるものなんですね。

手順は Net Transport でソフトをダウンロードして(基本的にフリーのようです。使っていると、良かったらお金払って〜というメッセージが出ますが)、こちら などで使い方を覚えればOK。

使い方さえ分かればとても簡単なのですが、初めの1回をダウンロードするまでが大変で、3時間かかりました(汗) おかげ様で、振り付け映像は保存できましたが…>よかった、よかった
これあると、好きな映画のインタビュー映像などあったら保存できていいですね。
そして、だんだんと私のパソコンも重くなってくるのです…

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■ 9月26日(日)  外山康雄個展 by.新宿伊勢丹

外山康雄 さんという、野の花の絵を描かれる方がいます。この方の画集が家にあるのですが、今新宿伊勢丹で個展(と販売会も兼ねてます)が開かれているということで、本日行ってきました。ネットでは全然この方の魅力は伝わりません(絵が潰れているので)。機会があったら、書店で画集を立ち読みして欲しいです。

この方の魅力は、「家へ帰ったら、私にも何か描けるかも」という気持ちにさせてくれる絵だということでしょうか。(実際シャープペンシル持っても、描けないのですが、汗)そして、ほとんどの絵が実物大で描かれているということ。なので、説得力があります。
画面に書き込む際の花と空間のバランスがとても良いですし、細かいし、正確ですし、図鑑の代りにもなる位です。実際、本日買った画集の中に、今家の前で咲いている花が載ってました。花って老若男女問わず、誰もが楽しむことのできるテーマですし、見ていて飽きません。
使用している画材は「ギターペイント」の24色(小学校で使ってました)。主線は0.3のシャープペンシルで。画材が特別だとか、そういったのは一切無いのです。画力の世界なんですね…
会場でも、桜のすてきな額絵がありましたよ。もう、行った時にはほとんど売約済みで(原画は完売)皆に愛されているんだなぁって、改めて思いました。

そして最後は、買った画集に図々しくもサインをしてもらって大満足♪なのでした。

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■ 9月25日(日)  なんか最近…

私にしてはやりたいことが一杯ありすぎて、何から手を付けていけばいいのか迷っている状態です(汗、気ばっかり焦って結局何も出来ていないというか…)。考える前にまず行動出来たらいいのですが。

本日、上の写真にある栗(注:当時、上に栗の写真を貼っていました)を使って栗ごはんにして食べました。ちょっと置きすぎて水分が足りませんでしたが、甘くて美味しかった〜v
これは父が仕事先の隣の家になっている栗 (仕事先の家にはみ出ていた部分) を勝手に持って帰ってきたものです。食用としてではなく、家に飾る目的だったのですが、もったいないから食べてしまおうと(笑)

昨日は、「ジャンヌ・ダルク」(by.リュック・ベッソン監督)の後半部分だけをテレビで見ました。(…ええ、前半は笑いの金メダルを見ていましたよ。ヒロシもアン・ガールズもレギュラーも最高でした。これで、ハロー・ケイスケがいてくれたら…)
公開当時もこの映画には関心が無く(レオンは好きなのですが…)、何の情報も無い状態で見たのですが。ジャンヌが囚われてしまった後半部分って、自分の良心との葛藤 が中心だったのですね。聖女というより、一人の人間といった感じでした。

現在、大審問官の後半を打っている私としては、この部分は
「(パッション+大審問官)÷2」
のように思えました(なんとなく、ですが)。自分の良心(ダスティン・ホフマン)との会話が、大審問官と会話しているようにしか私には見えません。
いくつか見たHPの感想で「私はこのダスティン・ホフマンが神に思えました」と書かれている方がいましたが、私は逆に悪魔に見えました。ジャンヌが心の中で信じていた神は実際には存在せず、自分で神を(神に果てしなく近い悪魔を)作り出したのかな、と。…そう、大審問官のように。>聖なるジャンヌ・ダルクがそんなはずありませんけれどね

 人間というものは奇跡なくして生きることができないから、自分で勝手に新しい奇跡を作り出して、果ては祈 師(きとうし)の奇跡や、巫女(みこ)の妖術(ようじゅつ)まで信ずるようになる。そして相手が百倍もひどい悪党で、邪教徒で、不信心者であっても意としないのだ。  『カラマゾフの兄弟  ドストエーフスキイ / 中山省三郎訳 (角川文庫・上巻)』

…ちょうどここら辺を打っていたのでそう思ったのかもしれません。
この映画、期待をしていなかっただけに 「なかなか良くできているなぁ」 と好感度大でした。前半見ていないので、大きな事は言えませんけど(汗)機会があったら、レンタルして全部を見てみようと思います。

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■ 9月23日(木)  没後百年記念 チェーホフ展 記念講演会

今日は、チェーホフのことを知らないながらも行ってよかった〜と思う1日でした。

場所は東京・駒場の 日本近代文学館 なのですが。
もう、お約束通りに道に迷いましたよ(笑)>ええ、約30分程…
地図では簡単そうなのですが、駅から出て180度裏へ回ってから左に行かなければいけなかったのです。それを、駅の改札出てすぐに左に行ってしまって…思いっきり反対方向を彷徨っていたのでした。

講演された方は三人。落語家の三遊亭圓窓さんと作家の井上ひさしさん、メリホボ・チェーホフ博物館長のユーリー・ブイチコフさんでした。

講演を聴きに来られたのはどのような方たちなのかといいますと、チェーホフを愛していると思われるご年配の方々(ご夫婦が多かったです)、劇団に所属されてチェーホフの舞台など出演されているのではないかと思われる美しい女性や演出家っぽい人。

そして何といっても、
井上ひさしファンの方々。>私の2列前の方たちは絶対そうでした(笑)

井上ひさしさん登場で熱い拍手。講演が終わって休憩に入ったとたんに帰宅。すごく、分かりやすい!
でも、実際講演を聴いていてこの方たちの気持ちが分かるような気がしました。井上ひさしさん、何かものすごい温かいパワーのようなものを感じるのですよね。声を聞いていて安心するというか。今日、話が聞けて本当に良かった…って思いましたもの。
それに、チェーホフをとてもお好きなんですね。ご自分でチェーホフの年表など作られていて、大きな紙に赤と黒の字でびっちり書かれていましたよ。三人姉妹を大絶賛されていました。

私の前のロシア人の女性は思いっきり寝ていました…
確かに日本語分からないと、辛いですよね。

そんな感じで、色々な目的を持った人たちが一つの場所に集まる…とてもワクワクしましたよ。
内容は少しまとめて後日他のページで、と思っています。
私は結局、今日までに「退屈な話」は読み終わらなかったのですが(汗) 今日までに読んでおくべき作品は、どちらかというと「三人姉妹」だったような気がします…

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■ 9月20日(月)  タイピング練習〜そしてフィナーレは(やっぱり)マツケンサンバで!

久しぶりに タイピング練習 をしました。ここのでは、1年ぶりでしょうか…
結果は 「S:269ポイント」 でした。1年前はC+〜B+だったのに… ちょっと上達したのね。(恐らく、HP作成のおかげ、笑) 特別速いわけでも、速いからいいというわけでもないけれど、素直に嬉しい。

話は変わって、先日友人に素敵なサイトを教えていただきました!
… これはすごいですよ(笑)

マツケンサンバU特設サイト

です!!(音楽が流れるので、クリックする時は注意してくださいね)
ここでプロモーションビデオを観ることが出来ますので、まだマツケン未体験の方はぜひ!

ここでの一押しは、何といっても「振り付け映像」です。
有料でいいので、ダウンロードしたい位、面白いです。

真島茂樹先生サイコー!

(マツケンサンバ ・ トゥーを振り付けされた先生です)

キック、トントン、キック、トントン… ウン、パッ

サンバステップを自然に踏めるように練習をするのが良いそうです(笑)
サンバステップが基本なんですね。

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■ 9月18日(土)  チェーホフ『退屈な話』とドストエフスキー『悪霊』…by.清水正研究室

昨日、日記を打った後に清水正研究室に行き「清水正のチェーホフ論」を読んでいこうとしました。

…が最初の チェーホフ『退屈な話』を授業する(1) で、中断……(笑、つまり、この日はほとんど読まなかった)

『悪霊』 って、こんな話だったの?! >これは要、再読ですね

と目線がチェーホフではなく、悪霊の方へ向いてしまったのです。私は全然読みきれていませんでした(当たり前か)。

気を取り直して今日はチェーホフ作品を求めて BOOK OFF と図書館へ行ってきましたが、図書館にチェーホフ全集が結構そろっていました! (ネットでは取り寄せ表示だったのに)なので、最初はその「退屈な話」から読むことに。

図書館でちょっと嬉しかったのは、ドストエフスキー全集(米川正夫訳)が以前よりそろっていたこと。作家の日記とか今まで置いてなかったのに… (全集であったのは罪と罰、カラマーゾフの兄弟、白痴くらいでした)
私のためにこの図書館に置いてくれることになったのかな? なんて、一人で妄想して喜んでいました。>仕合わせな奴です

でも図書館へ行くと、読まないくせに見る本全てが欲しくなってしまうからいけませんね。

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■ 9月17日(金)  没後百年記念  チェーホフ展

…ということで、記念講演会が23日(木)にあるのですが。

「これは絶対に行った方がいい!」

という周りの強いおすすめがあったので、そのおすすめの意味も分からず入場整理券を申し込み、それが昨日届きました。

でも、私チェーホフのことを何も知らないし、作品も読んだことがないのです! (何しろ、ずっと チューホフ だと思っていた位で。) そんな人が申し込むな! って感じではあるのですが(汗)
当日までに、何か1作品でも読んでおきたいと思っています。私のペースで読めるかな。明日にでも散歩も兼ねて BOOK OFF ( …って、BOOK OFFかよ!)か図書館に行って探してみようかと。
「退屈な話」ってどうかなと思うのですが、図書館では取り寄せになるので時間がかかりそう。これから清水正研究室に行って、色々考えてみます(笑) (本当は清水先生の「チェーホフを読め」を読んでみたい気もするのですが… まずは作品そのものを読まないと、と思って。)

これから嬉しい3連休♪ですし! 明日から楽しみです。>特別どこに行くわけでもありませんけれど…

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■ 9月16日(木)  博士の愛した数式  小川洋子著(新潮社)

これは新聞で読んだ記事が気になって、悩んだ末に買って読んだ本。本日読み終わりました。

この人の作品は初めて読みましたが、すごく綺麗な言葉を使う方なんですね(丁寧語とかそういう意味ではなくて)。数字(特に素数)を愛する記憶が80分しか維持できない博士と派遣された家政婦、その息子のお話。
何がすごいって、この作者が「数字」に命を持たせたことです。この話の中では、数字が生きているのです! 優しい、暖かい表現で数字がまるで生き物のようになっているんですね。

「 1−1=0  美しいと思わないかい?」

…こんなセリフがあるのですが。
普通、ここだけ読んだら何のことだか分からないと思うのですが、本を読み終わったときにはこの 「 1−1=0 」がとても美しいものだと感じるはずです。
私も本を読む前に、色々なサイトでこの本の感想等読みましたが、読者の感想ではこの動いている数字のイメージは伝わらないんですよね。この方ならではの言葉でないと数字が動いてくれない。その部分の引用だけではだめ、全体を読んでいかないと。最初の数ページからこの世界に入り込んでしまうはずです。

私、以前「簿記」を習った時にその数字の流れに感動したのですが(…といいつつ、その後ついていけなくなりましたが、汗)その感覚に似ていました。
簿記のすごいところって、あるお店の動きを考えると、自分たちが仕入れをして、その商品を販売して、売上になったり返品されたり破棄したりする。もちろん、人件費や広告費なんかもかかったりする。そういうことを体を動かして1ヶ月、1年と商売していくわけですが。その自分たちの動きを仕訳、転記、試算表の作成…とやっていくことによって、最終的に「損益計算書」と「貸借対照表」の2枚の紙にまとめることが出来るんですよね。1年の動きをたった2枚の紙に表現することが出来るんですよ! これって、すごくないですか? 大手企業なんかのこの2枚の紙はネット上で公開されていたりしますが、それを見るとこの紙面の奥には何千、何万という社員さんの血と汗と涙が隠されているのかな…なんて、思いを馳せることが出来ます(笑)

この本はもちろん簿記とは全く関係ありませんが、書店でぱらっと読んで欲しい…今なら前出し、山積みのお店が多いと思いますので。

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■ 9月15日(水)  ジャパン・プレミアでトムと握手! by.コラテラル

きゃ〜っ! 私もトムと握手がしたい〜!!

映画 「コラテラル」 のジャパン・プレミアで5000人と握手をする企画があるそうですね。 → スポニチ (ウチ、スポニチとってます、笑)

オスカー狙った初の悪役ということですが、今から無理に悪ぶらなくてもいいのではないかと私は思います。(もちろん、無理しているわけではなのでしょうが。)私の中では、トムが悪役というのはしっくりこないです。…なので、逆に映画を観たくなりました。(合うのか合わないのか実際観てから自分の中で白黒付けようかと!)

「レインマン」のダスティン・ホフマン、「羊たちの沈黙」のアンソニー・ホプキンス、「恋愛小説家」のジャック・ニコルソン…などなど(どれも、私の大好きな方たちですが)、それ相応の年齢、風格、演技等を身につけての堂々のオスカーだったと思うのです。現在のトムはどんな姿であっても第一印象で「格好いい」と思えてしまう、容姿の方が演技よりも勝ってしまうんですよね(今でしかない若さの特権だと思いますが)。私としては、もう少し人間の渋みが出てからオスカー獲って欲しいです。

…って、私がオスカー語っても仕方がないのだった! 大事なのは、ジャパン・プレミアです、握手会です (笑) 一応、私も応募だけはしてみようかと思ってます。(当たりませんけれど、気持ちだけ…)

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■ 9月13日(月)  囚人のジレンマ

楽しみにしていた横山秀夫サスペンス、今見終わりました〜!
なんと、「第三の時効」を貸していた友人が、気を利かせて本日着くように郵送で返してくれたのです!!>粋な気配りを、どうもありがとう!
なので、ドラマが始まる前に、再読して話を頭に叩き込んでから見ましたよ。ドラマ一つにこの気合。

捜査一課、格好良すぎ…
(というより、私は楠見班長さえいればいいのかも。)

原作を読んでいない方にはちょっとごちゃごちゃしていたかもしれませんが、結構上手くまとめていましたよね。ラスト伴さんに花を添えようと計画したのは本当は朽木班長だったのですが、ドラマでは朽木班長がいないので東出班長代理が楠見班長に相談をする… で、このアイデアは楠見班長が考えたことになってました!>ちょっと笑ってしまいました

一部屋に、このすごい面々がずらりと座っている職場って… 一度でいいので紛れ込んでみたいです(笑)

ただ、前回の「ペルソナの微笑」でも思ったのですが、今回もラスト15分くらいはカットしてもOKかと(笑)
この世界には余計なエピソードはいらない… 彼らが濁るだけです…

残りの「モノクロームの反転」これもドラマ化されるのでしょうか。特別おもしろい話ではないのですが、一班と三班の話なので、ぜひ放送して欲しいですね。>全て終わったら、DVD化希望!

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■ 9月11日(土)  コピー用紙とにらめっこ

20箱あります 昨日は友達と大変楽しい一時を過ごしました。色々ありすぎて、文章では表現できない… 実に楽しかったです。すごく笑い疲れて帰ってきたのに、家へ帰ってみるとまた笑ってしまう(今度は苦笑い)出来事が!

家に入るなり、目の前にはコピー用紙の箱が20箱も!
>おいおい、ウチはこんなに使わないでしょう(汗)

しかもかなり邪魔!>障子の開け閉めが大変!!

でも、このコピー用紙には簡単に「邪魔」の一言で片付けられない、新人営業マン君の気持ちが込められていたのです…

最近リース会社の勧めでウチのリースしているコピー機の機種を換えたのですが、その見積りに問題があったのです。通常かかる別途費用が見積りに載っていなかったのですね。説明も無く。で、請求書にはしっかり載っていた、と。
…当然、駄目でもともとで電話しますよね。金額も大きいですし。

結果、駄目でした(笑)
こればっかりは値引き出来ない、との答え。

母も(やっぱり駄目だったかぁ)と、「じゃあ、いいです」…すぐに電話切ったそうです。

電話というものはやっかいでして。
その母のそっけない態度に、担当の新人営業マン君 (いつもの人から代わったのです) は裏読みしてしまったのですね。

母が怒っている、と。>実際、怒ってません

その後すぐに、その営業マン君から 「値引きは出来ませんがコピー用紙をサービスします…」 とお詫びの電話が入ったそうです。その営業マン君が自腹を切ってサービスしてくださったコピー用紙がこれ。

気持ちは嬉しいけれど、かなり微妙です(笑)ここまでサービスしてくれなくていいから!
大きい用紙はあまり使わないのです。B4でFAXとかめったに来ない! A3は問題外です。
昨日、玄関から室内までこの箱を運んだ母の腕は筋肉痛 (気持ち、分かります、笑)
家族でこの箱の塊を見るたびに、思わず笑ってしまいます。>電話して良かったのか、悪かったのか

新人営業マン君、頑張れ! 君にはきっといいことがあるから。
…顔も知らないその人に、私は応援するのでした。

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■ 9月9日(金)  山梨県警捜査一課強行犯係

今朝、新聞で知りました…
月曜ミステリー劇場・横山秀夫サスペンス「囚人のジレンマ」が9月13日(月)にやるのですね >やったぁ!!!

これは以前のペルソナの時も書いたかもしれませんが、横山秀夫著「第三の時効」に収録されている短編の一つで、その中でも私が一番好きな話です。この本自体、山梨県警捜査一課強行犯係の最強と呼ばれる三つの班をそれぞれの班長(朽木・楠見・村瀬)を中心に話が進められているのですが、なかでもこの「囚人のジレンマ」は、捜査一課の田畑課長が各三班を行ったり来たりして、四苦八苦する話です。
…そうです、田畑課長をキーワードに三班すべての行動を見ることができるのです! そして、最後は彼らの粋な心配りにちょっとジーンときてしまうという… 捜査一課ファンとしては、大変嬉しい作りになっています。(話自体は 「第三の時効」 などのほうが、断然良いですが。ファンサービス的な話と私は思っています。)

このミステリー劇場のいい所は、「キャストを変えない」という点にあります。以前活躍した登場人物たちが、そのまま今回再登場するようです。となると、一班班長・朽木=渡辺謙さんはどうなるのかな… と思いましたが、強盗殺人犯を追ってアメリカへ渡っているということになっているようです。上手くまとめましたね。

13日はすごく、楽しみです…

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■ 9月7日(金)  Gハンターになれなかった私…

今日はちょっとショックなことがあったので、私信のつもりで書きます。

* 「Gハンター」
簡単に説明しますと、この用語は友人のプログで使われた言葉です。私の友人は大嫌いな黒くて素早くてGから始まる虫のことを 「 (注:『悪霊』のGアントン・私ではない)」と呼び、Gが家に現われた時は、そんな己の恐怖を吹き飛ばして「Gハンター」に変身し、Gと戦い、家族と家の平和を守る…というとても心の強い人なんです(笑)

本日、我が家にも久しぶりにGが姿を現わしました。
丁度、眼鏡をはずして洗顔フォームを取った時でした。洗顔フォームの後ろから、カサコソとGが出てきたのです! 私、年甲斐もなく、

「うわぁ!」

と、叫んでしまいました(笑) それを聞いた母は大笑い。
私もGハンターになるべく、殺虫剤を右手に持ち、噴射! 噴射!! 噴射!!!

…でも、出来たのはここまで。
なんと、Gが弱々しくも、天井に向かって上っていったのです。

想像して下さい。
1.Gがこのまま力尽きて、天上から自分の頭に向かって落ちてくる場面
2.Gが最後の力を振り絞って、自分に向かって飛んでくる場面


この2つの場面が私の頭の中を180%占めてしまいまして、もう、どうしてもGが天井にいる洗面台にはいられませんでした。仮に地面にGが落ちてきたとして、ティッシュでGをつかんだときのこの「バリッ」という感触と音を想像しただけでもだめでした…

そんな私の横から、先程まで大笑いしていた「Gハンター・マーマ」が登場!
一筋の迷いもなく、天上にいるGに噴射。力尽きて落ちてきたGを軽々とティッシュでつまみ、トイレに流した。

…すごいよ、マーマ… ありがとう、マーマ… >というより、私が駄目すぎ

Gハンターの資格すらない私が証明されて、ちょっとショックでした。今日はいつにも増して怖かったです。洗面所という狭い空間での遭遇だったからでしょうか。全身の血の流れが瞬時にものすごく速くなって、午後からの激しい頭痛も吹き飛んだくらいです。
Gとの遭遇が頭痛薬よりも有効だなんて! 恐らく、血液サラサラ効果も期待できます。

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■ 9月5日(日)  今、ものすごく気分が向いたので…

似顔絵イラストメーカー に挑戦してみました。
いつかやりたいなぁと思っていたのですが、丁度 「1時間で作るホームページ」 で紹介されていたので、何かやる気になりました。

…と言っても、途中で集中力を無くし、 「どうよ、これ?」 という感じの出来なのですが(汗) ちょっと見てみてください。

ミーチャ イワン アリョーシャ
ドミートリイ イワン アレクセイ

ドミートリイはイメージする髪形がないし、イワンは服がないし、アリョーシャはまるで女性だし! (背景は問題外!!) 目の選び方はかなりいい線いっていると思うのに(笑)
簡単そうに見えて、これ、難しいです… でも、はまる… 面白い…
(イメージ通りに作ることが出来るようだったら、人物表に使えるのにね。)

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■ 9月4日(土)  本日、『虐げられた人々』 読了!

「虐げられた人々」 なんて、地味な題名だなぁ…
(貧しき人々も同様)

地味な題名 = 面白くない

と、勝手に思っていたのですが、一体どんな作品なんだろう? と、期待半分不安半分で読み始めました。すると最初から謎の老人と連れの犬の死で始まり、話はナターシャとアリョーシャの奇妙な恋愛に移り、謎の少女も登場して…
続きが気になって、気になって、気になって、この世界にはまってしまいました (笑)


私はハルさんのお薦めどおり
「赤ひげ(黒澤監督)」 を観て 「虐げられた人々」を読む
… この順番で行きました。

Goooooooooooood!(Google じゃないけど)

と叫びたい位、これは大変良い進め方です。 >ハルさんありがとう!
赤ひげの185分もあっという間でしたし、虐げられた人々の557ページ (新潮文庫・小笠原豊樹訳) も一気に読みましたし、どちらも私が夢中になってしまった素晴らしい作品でした。

私、赤ひげで保本登の元許婚が両親と和解しあうラスト部分が虐げられた人々とかぶる部分だと勝手に想像していたのですね (本の裏の説明にもアリョーシャとナターシャの悲愛を中心に…とあるし)。で、実際、涙、涙で観たのは後半の「おとよ」の部分。これは原作の 『赤ひげ診療譚』 を読んでもいいかもと思う位、観た後もおとよの場面は頭の中に焼きついていました。

読んでみますと、その正におとよの場面が虐げられた人々から使った場面だったのですね!
すごく嬉しかった… 読むたびにネリーがおとよと重なって、ものすごくリアルに(薬飲ませたり、お椀を買うために乞食をする場面など)読み進めることが出来ました。通常より、3倍くらいは深く読めたのではないかと思います。おとよもネリーも最高!
ネリーはディケンズ 『骨董店』 のネルを意識して作られたということですし、こちらを読めばもっと深く深くこの作品を楽しめそうですね。


最後に私がついアンダーラインを引いてしまった言葉を一つ

「自分が馬鹿であることを自覚した馬鹿はすでに馬鹿ではない!」

…これ、ものすごく勇気づけられました (笑)

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本嫌いさんの読書感想文〜カラマーゾフの兄弟はいつも貸出中?!
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